今回紹介するのはWIZARD of LEGEND-ウィザードオブレシェンドです。
弟者と兄者も実況していた硬派なアクションゲームです。
リリース日 | 2018年5月15日 |
対応ハード | Switch / PS4 / Steam |
ジャンル | アクションローグライク |
プレイ人数 | 1~2人 |
価格 | 1680円 |
遊ぶたびにダンジョンが変わる不思議なダンジョンシステムです。
拾ったアイテムでキャラクターをビルドしながらダンジョンの最深部を目指していきます。
死んでしまうと手に入れたアイテムは全て失ってしまいます。
残るのはジェムだけで、そのジェムを使って拠点でアイテムを買ったり衣装を買うことができます。
そのアイテムはダンジョンに入る前に自由に選択できるためお気に入りの装備をある程度持っていくことができます。
このアイテムは攻略に失敗してもなくならないので安心して持ち込めますね。
そうやって繰り返しダンジョンに潜ることでアイテムや衣装を開放していき、キャラクターとプレイヤースキルを磨いていくことができます。
ローグライクの一期一会感を味わいながら少しずつ強くなっていくことを実感できます。
それでは実際プレイした感想をレビューしていきたいと思います。
評価
総評 | 8 |
ストーリー | 6 |
曲 | 7 |
システム | 8 |
キャラクター・システム | 9 |
ボリューム | 7 |
目立っていいところもなければ、目立って悪いところもないゲームだったなという感想です。
ローグライクが好きな人は間違いなく楽しめるレベルの作品です。
良かった点と気になった点を見ていきます。
良かった点
グラフィックはかなり良かったなと思います。
ドットではありますがドットが細かいのでキャラクターや敵、魔法に関してもきれいに描かれています。
これだけでもほかのローグライクとは一線を画すレベルはあります。
また、魔法は属性による違いもありますが、拡散型、直線型、追尾型、自分の周囲に発動させる型などとても多くの種類があります。
魔法の数だけ異なるグラフィックと派手な動きをしてくれるので爽快感があります。
魔法使いの物語といいつつ、かなり機敏に動き敵を殲滅していきます。
魔法の使える忍者だと思った方がいいでしょう。
トップビューのゲームのため自分の攻撃、相手の攻撃をしっかり見ることができます。
相手の攻撃が見えやすいのは本当にいい点です。
ハチャメチャに攻撃されて背景色と同じような攻撃をしてくるようなゲームは変なストレスが溜まります。
避けれなかったのは自分のせいだと思えるからこそ理不尽に感じることはあまりありません。
しっかり相手の予備動作などを見て避ける練習をしましょう。
またローカルマルチに対応しているので1台で2人で遊ぶことができます。
2人いるとかなり頼もしいので1人で攻略が難しいと感じたら誰かと一緒に攻略するのも手です。
ダンジョンではレリックというアイテムを集めてキャラクターを強化していきます。
このレリックはいくつでも持つことができるのでたくさん集めて強化していきましょう。
相性のいいレリックを集めることができればかなり攻略が捗ります。
例えば
「クリティカルが発動すると回復するアイテムをドロップする」というアイテムと「クリティカル率を上げる」というアイテムはとても相性がいいですね。
このように自分なりに組み合わせを考えながら進めていくのがローグライクの楽しいところです。
ただ中には「ダッシュ距離が延びる」のように人によっては操作感が変わってデメリットと感じるようなレリックもあるので合わないレリックは捨ててしまいましょう。
気になった点
ローグライクあるあるですが、ゲーム自体はかなり不親切になっています。(おそらくわざと)
チュートリアルがある分、良心的ですが。
慣れるまでしんどいなと思ったのがレリックです。
ショップなどでレリックを取る時に効果を見ることができないのです。
このように見た目だけで取るアイテムを選ぶことになります。
つまり見た目で「このアイテムの効果はこれだから今回はこれにしよう」と選べるようになるまではギャンブルになるわけです。
この画像は1つアイテムを取ることができるのですが、呪いのレリックが混ざっています。
メリットとデメリットがあるレリックになっているのです。
恩恵も大きいですが、それなりの代償もあります。
しかも呪われているので一度取ると外すことができません。
ちゃんと効果を覚えるまでかなりリスキーなギャンブルを強いられることになります。
プレイヤースキルだけでなく知識も磨いていかなければいけないので、それなりにガッツリ遊ぶつもりでやらないとしんどいなと思いました。
それこそ2,3日空けると知識はきっちり抜けてしまいます。
ボリュームに関して感じ方は人それぞれだと思いますが、4つのステージしかありません。
失敗するとまた1度目のステージからやりなおしになるので一度で4つクリアすることでゲームクリアとなります。
ゲームが得意な方はサクッと2,3時間でクリアすることも可能だと思います。
逆に苦手な方は20時間かけてもクリアできないと思います。
というのも、レベルを上げてゴリ押しができず、ダンジョン内には限られた回復手段しかありません。
そのため被弾を減らせるようにならなければ後半まで体力を残すことができないのでクリアが難しいということです。
装備や魔法を集めたり、TA(タイムアタック)に挑戦するなど遊び方はいろいろありますが、4ステージを踏破するということをクリアとするのであれば金額相応のボリュームといえるでしょう。
アクション自体の難易度はかなり高いので苦手な方は避けておいたほうがいいでしょう。
マルチであれば片方が倒れても敵を倒していくことで集まる魂のようなものを集めることで復活させることができるので難易度は緩和されます。
また、アクションが苦手な方は装備やレリックを生存系で固めたり、拠点で選べるローブを体力が増えるものを装備することでスピードクリアは難しくなりますが、長く生き残りやすくなるので楽しみやすくなると思います。
どんな人におすすめ?
ローグライクが好きな方にはとてもオススメできる作品です!
ローグライクらしい不親切さはあるものの、そういったところも含めて手探りでやっていくことが楽しいと思えるのがローグライク好きの人だと思います。
「このアイテムはなんだ?」「この魔法はどんな効果だ?」とふたを開けて初めてわかるということが好きな人はこのゲームの欠点はないといえます。
数多くあるローグライクゲームの中でもグラフィックは最高レベルですし、操作はシンプルですがアクション性はかなり高いです。
魔法がボタン1つで発動できますが、とても派手なので気持ちよくなれます。
気になった点で上げさせてもらった不親切さや難易度の高さが気になる人は見送ったほうが無難です。
行動やパターンを最適化していくことを求められるゲームなので大雑把にゲームを楽しみたい方はむしろイライラしてしまうと思います。
ゲームでイライラしてはもったいないですからね。
まとめ
ということで向き不向きがはっきり分かれるゲームになっています。
中途半端に初心者に歩み寄っているわけでもないので、生粋のローグライクプレイヤーは満足できると思います。
上手い人のプレイを見ていると爽快感があって面白そうに見えるので興味がある方はこちらの動画を参考に購入を検討してみてください。