今回紹介するのはTUNCHE-トゥンチェです。
ペルーの神話を元にした物語を5人のプレイアブルキャラクターを操作して遊ぶゲームです。
内容としては横スクロールのローグライクアクションゲームになっています。
奥行きがあるので、広さを感じるステージを派手なアクションや必殺技を使って爽快に動き回ることができます。
ガチでアクションを楽しむこともできますが、カジュアルに遊びたい人向けのゲームです。
リリース日 | 2021年11月4日 |
対応ハード | Switch / PS4 /Xbox |
ジャンル | アクション/ローグライク/横スクロール |
プレイ人数 | 1~4人 |
価格 | 2390円(税込) |
この手のゲームでは珍しく4人まで同時に遊ぶことができます。
強化要素もキャラクターごとに設定されているので、全員が好きなように強化できるのは面白い要素でした。
ちなみに私がしっかり全クリした上でのレビューになります。
評価
総評 | 7 |
ストーリー | 7 |
曲 | 7 |
システム | 9 |
キャラクター・世界観 | 8 |
ボリューム | 6 |
ペルーの神話を元にしているようにストーリー自体はあります。
しかし、それが面白いかどうかは別です。
個人的には別に面白いとは感じませんでした。
ストーリーで楽しむというよりシステムを楽しんで欲しいゲームです。
良かった点と気になった点をそれぞれ紹介していきます。
良かった点
キャラデザが◎
プレイアブルキャラクターの5人はもちろん他の登場キャラクターも魅力的です。
私のお気に入りはハットを被ったハットキットです。
唯一まともに喋らないキャラクターですがストーリーを進めていくとその理由がわかっていきます。
しばらく放置しているととてもかわいらしいダンスを見せてくれます。
アマゾンのジャングルに似つかわしくない風貌が良いワンポイントになっています。
強化要素が豊富
アクション、ステータス、ポーションの所持数など強化要素は多岐にわたります。
強化には道中で手に入れることができるエッセンスというアイテムを使っていきます。
どれを強化するのにもエッセンスが必要になるので、アクションが苦手な人はポーションを強化して死ににくくしたり、得意な人は強い技を覚えてガンガン敵を倒していくパーティプレイができます。
また、キャラクターごとに特徴があり、成長の仕方も様々です。
特に必殺技が違うので自分に合ったキャラクターを使うことがクリアのコツです。
ちなみに使って強いと感じたのはハットキットとルミです。
どちらも必殺技が強く、使いやすいです。
またハットキットはコンボを派生させることで範囲の広いレーザーを出すことができるようになります。
被ダメを減らしやすく、ノックバックさせやすいので安定したクリアができます。
いろんなキャラクターを使って遊んでみてください!
ローグライクらしい、毎回違った冒険
潜るたびに選ぶことのできる道が変わり、手に入るアイテムが変わったり、買い物をしたり、体力を回復したりできる特殊な部屋に入ることができます。
そのため、欲しいアイテムが手に入り、シナジーのあるアイテムが集まると攻略が容易になっていきます。
そういった運の要素が冒険を毎回違うものにしてくれます。
基本的に道中ではスピリチュアルコアを集めてキャラクターを強化していきます。
スピリチュアルコア自体も拠点で強化できるので、冒険で手に入れた時、より強いスピリチュアルコアにしていくことができます。
何度も挑戦して冒険を快適に進めていきましょう。
キャラクターごとのストーリーは◎
なぜTUNCHEを求めるのか、それぞれのキャラクターごとに用意されたストーリーは使っているキャラクターに愛着を湧かせてくれて良かったです。
そのキャラクターを使って冒険をして道中のアイテムを手に入れていかなければ見ることができないので好きなキャラクターはたくさん使ってください。
気になった点
ロードが遅い&特定の場所で良く落ちる
このゲーム、本当にロードが遅いです。
ステージに入る時、切り替わる時それぞれ30~60秒ぐらいのロードが挟まります。
何度も何度もダンジョンに挑戦するゲームなのでこれはかなりストレス要素でした。
またステージ2から3に移動するところで高確率でソフトが終了しました。
発生率は7割ぐらいです。
自分は再現性があったので他の方でも同じく起こりうると思います。
発生後は直前のキャンプに戻されて改めてステージ2から3に移動するのですが、
1度落ちるとその次は大丈夫です。
ただ、起動から移動まで合わせると2分ぐらいかかるのでストレス要素です。
日本語がおかしい
おそらく翻訳ソフトに入れた結果だと思いますが不自然な日本語が目立ちます。
とはいえ、インディーズゲームのゲームではよくある話なので慣れていればそれほど気になる要素ではありません。
アクションがちょっと難しい
ローグライクのゲームではボタン1つでアイテムや派手な技を使うことが多いのですが、TUNCHEは珍しくコマンドで技が出る仕様になっています。
コンボ1:Y→X
コンボ2:Y→Y→X
コンボ3:Y→Y→Y→X
遠距離派生:X→X→X
特殊攻撃:十字右→十字右→X
特殊攻撃派生:ZLを押したまま十字右→十字右→X
特殊ダッシュ:ZLを押したままA
特殊空中ダッシュ:空中でZLを押したままA
※ゲーム内ではAとBが間違えて記載されているので注意
結構多いですよね・・・。
他にも必殺技やポーションなどに振られているボタンがあるので操作は結構忙しくなりがちです。
とはいえ、キャラごとに強いコンボがあるのでそれだけ使っていっても大丈夫です。
例えばルミのコンボですが、Y→Y→Y→Xが敵を浮かすことができ、固められるのでかなり強いです。
しかし、同じコンボを連発すると次にあげる問題が生じます。
スタイリッシュグレード要素のせいで死にアイテムができる
ダメージを受けずにコンボを決めていくことでスタイリッシュグレードが溜まっていきます。
デビルメイクライをやっていたらわかりやすいと思います。
このグレードの維持がかなり面倒くさいです。
同じコンボを繰り返すとこのスタイルグレードが上がりにくいです。
前のルミのコンボのシーンを見てもらうと左上のメーターが全然上がっていないのがわかると思います。
そのため上げようと思うと無理やりでも弱いコンボを組み込んでいく必要があります。
弱いコンボは被弾の確率も高いため、結果ダメージを受けてゼロになることもしばしば。
また、ダメージを受けないようにするだけでなく、敵が少なくなると攻撃が続かず、すぐに落ちていってしまいます。
そのため、私はスタイリッシュグレードをまったく気にしないようにしました。
すると快適に遊べます笑
しかし、そこで生じる問題が1点あります。
黄色のスピリチュアルコアです。
黄色のスピリチュアルコアはスタイリッシュゲージA以上を維持しなければ効果を発揮できません。
そのため、私のようにカジュアルに遊ぶと黄色のスピリチュアルコアが完全に死にアイテムになります。
これはせめてB以上とかにしておかないと遊びにくい要素だったと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
インディーズのゲームらしい不安定な要素もありますが、4人で遊べるゲームとしてはかなりレベルは高い作品です。
そういった意味では唯一無二とも言えますので、家族や友人と集まって遊びたいと思っている人は検討してみてください!
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