Spark lite-スパークライトのレビュー【ゼルダ×ローグライク!新しいガジェットを開発し道を切り開け!!】

今回紹介するのはスパークライトです。

タイトルにもあるように人気要素を詰め込んだゲームになっています。

リリース日2019年11月14日
対応ハードSwitch / PS4 / Xbox
ジャンルローグライクアクションアドベンチャー
プレイ人数1~2人
価格2570円

プレイ画面を見ての通り、キャラもかわいくどこかゼルダを思わせるゲームになっています。

しかし、実際にプレイしてみるとゼルダとは似ても似つかぬ作品になっていました。

<ゲームの特徴>
◆揺れる大地で男爵の野望を食い止めよう!
 危険なダンジョンやユニークな地域を探検しながら、
 スパークライトを利用した男爵の兵器「タイタン」を見つけ出そう。
 冒険の途中で力尽きると大きな地震が起きて、
 ジオディアの地形が変わってしまうから注意が必要だ!

◆冒険を手助けするガジェットとパッチ
 ボウガン、爆弾を運ぶ風船、自分の体を小さくする装置…
 さまざまな力を持った「ガジェット」を発明してみよう!
 さらに、医療施設で「パッチ」を装着すれば体力や攻撃力がアップ!
 冒険が上手くいくような自分なりのカスタマイズを考えよう!

(引用:https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000023143.html)

説明を見てもよくわからない方もいるかもしれませんので言葉の説明も併せて評価とレビューをしていきます。

ちなみに私はしっかりクリアをしておりますので参考になるレビューになると思います。

目次

評価

総評8
ストーリー7
8
システム6
キャラクター・世界観8
ボリューム6

正直面白かったです。

ただ、改めて1つ1つの項目を評価していくと割とこれくらいの点数にしかなりませんでした。

全体的に面白いのですが全体的に物足りない、神ゲーになり損ねた凡作といった評価です。

ただ、本当に神ゲーになる可能性のあった素材だと思います。

それぞれ良かった点と気になった点についてみていきましょう。

良かった点

システムはゼルダライクで面白い

このゲームは大きく分けて5つのステージがあるのですが、それぞれボスを倒したり新しいガジェットを発明することで次のステージに進んでいけるようになります。

ただ、ローグライクの要素があり、拠点(飛行船)からステージに降りると毎回ステージの形が変わっています。

毎回スタートから他のステージへの接続する場所も変わります。

そのため、行きたい場所(次のステージの入り口など)がどこか探さなければいけません。

それが毎回新鮮で楽しいと思えるのであれば素直に楽しめるでしょう。

ただ、面倒くさいと思う人も多いので嫌いな人は嫌いかもしれません。

シームレスな操作性

ドットで描かれる世界ですが、フィールドはかなり自由にシームレスに動き回れます。

Aボタンで回避やダッシュができるので操作感はGoodです。

ゼルダであれば、ダッシュや穴を超えるためにジャンプするアイテムを装備しなければいけないので面倒でした。

そのため、操作面ではスパークライトの方がストレスを感じることはありませんでした。

アクションもシンプルなので誰でも遊びやすい作品ではあると思います。

キャラクターがかわいい

ドットではありますがキャラの表情がわかるぐらいには細かく描いてあります。

主人公の装備が完了した後に見せる笑顔はかわいいですよ。

個性的なキャラクターが多いのも魅力のひとつですね。

拠点を強化できる

スパークライトを集めることで拠点を強化し、冒険を有利に進めることができます。

自分の好みの施設から強化していけるのは面白いと思いました。

気になった点

ゼルダと違い完全にアイテム(ガジェット)が死んでいる

ゼルダっぽさがあると述べていますが、ゼルダの方が圧倒的に面白いです。

ゼルダと思ってプレイするのは危険なレベルです。

なので、ゼルダじゃなく、ローグライクが好きだという人向けです。

ガジェットを発明して次のステージに進んでいくと話しましたが、発明とは名ばかり、設計図を見つけてスパークライト(お金)を使って手に入れるだけです。

設計図はステージごとに祠があり、その祠に入るとそのガジェットのチュートリアルが行われるステージをクリアすることになります。

見事、使い方を覚えると設計図を手入れられるという仕組みです。

これがその祠内でのチュートリアルです。

結構面白そうに見えるかもしれませんが、このように謎解きが必要そうに見えるステージはチュートリアル以降一切登場しません

他にも銃のガジェットのチュートリアルで動く的に当てることが求められます。

が、一切動く的は出てきません

そのため、謎解き要素ではチュートリアルが1番難しいのです。

そんなわけで新しいガジェットを活用した謎解きを求めている方には向かないです。

さらに、ステージで使うこともほぼありません。

使うのはその銃でしか反応しない的に弾を当てて、宝箱を出現させたりするだけです。

ぶっちゃけ1度も使わなくても、入手しなくてもゲームクリアできます。

でも敵と戦うときに使えばいいじゃん!と思うかもしれません。

しかし敵と戦う時に使うこともほぼありません。

なんせ、火力も低い、硬直が長く取り回しが悪いで、スパナで殴っていた方が強いのです。

このゲーム、とにかくガジェットの使いにくさが半端じゃないです。

弾がない代わりにエナジーを使うのですが、そのエナジー自体、敵を殴るかアイテムを使うことでしか回復できません。

アイテムは死ぬたびに全ロストするので常にストックしておくこともできません。

そのため、爆弾のガジェットは岩を破壊するために使うのですが、1発外すと全エナジーを消化するのでエナジーを貯めるために雑魚敵を探して殴りにいかなくてはなりません。

これが、5個でも10個でもストックできる形であればかなり使いやすかったと思います。

ダンジョンが存在しない

先ほどガジェットの説明をした時にチュートリアルが一番難しいという話をしましたが、なぜならダンジョンがないからです。

そのため、ガジェットを使って踏破し、最深部に潜るボスを打ち倒す、というゲーム性ではありません。

じゃあ、ボスはどこにいるの?というと・・・

ここです。

これがボスダンジョンになります。

毎回ステージの形が変わるのでこのボスダンジョンの位置は毎回変わりますが、この中にボスがいます。

この中に入ると速攻ボス戦です。

シンプルでいいですね!

面倒くさいことがしたくない方には最適なシステムかもしれません。

ボス戦自体は結構面白いのでそれは評価できる点でした。

ちなみに倒すとこのように封鎖されて2度と挑戦できません。

強化要素が微妙

プレイヤーの能力はパッチと呼ばれるアイテムをパッチボードにはめて強化をしていきます。

カスタム性があっていいと思う方もいるとは思いますが、個人的にはなくてよくないか?と思いました。

パッチボード自体最終的には5×5までサイズを拡大することはできますが、やはり付けられるパッチとつけられないパッチが出てきます。

プレイヤーの強化に必要なものもあれば、マップがわかるようになるもの、貯め攻撃の時間が短縮されるようになるものなど効果は様々です。

それを取捨選択しなければいけないのです。

ぶっちゃけ戦いのためだけであれば体力、防御力、攻撃力と攻撃スキルのバフだけでいいですが、スパークライトを引き寄せる磁石や地図などを切ると快適さが失われます。

強さか快適さを選べというわけです。

これ、どっちもとってもいいと思いませんか?

わかりやすく言うと、ダンジョンマップを手に入れただけでは無意味でちゃんと装備枠に入れないと効果を発揮しないよ!装備枠を埋めるからステータスは落ちるけどね!

って感じです。

快適さを受けられるものはパッチじゃなくてアイテムとして常備させてくれればいいのになと思うばかりでした。

マルチはできるが・・・

このゲームマルチプレイに対応しています。

1Pは主人公、2Pは主人公の相棒のロボットを操作します。

1Pは良いのですが、2Pは本当にやることがないです。

2Pのできることは、

・衝撃波を出す

・穴からアイテムを掘り出す

・明かりを灯す

・汚れを掃除する

の4つです。

衝撃波で敵をちょっっっとだけノックバックさせることができますがダメージを与えることはできません。

しかも強い敵には効きません。

雑魚敵はノックバックされると攻撃が当たらなくなるのでむしろ邪魔ともいえます。

つまり戦闘においてやることが何もないのです。

しかも下3つはステージを進めることで解放される機能であるため序盤は特にやることがありません。

まぁ4つできるようになっても本当にやることがありませんが。

実際私も妻とマルチを遊んでみましたが、途中から2Pが動かなくなりました。

隣を見たら寝てました

それぐらい2Pは退屈であることは間違いありませんのでマルチができるからと買うのは絶対にやめた方がいいです。

シングルプレイしているのを2人で見た方がマシです。

ラスボスが残念すぎる・・・

これはネタバレになってしまうので嫌な方は読み飛ばしてください。

ラスボスはやはり強敵であって欲しいものですよね。

厳密にいうと強いのは強いですが、そうじゃない感が凄いです。

第一形態を倒すと第二形態に移るのですが、その第2形態が5つのステージで雑魚敵を倒しまくるというもの。

殲滅が終われば次のステージ、というのを5回繰り返すわけです。

この雑魚戦が数も多くかなり厄介なので難易度は結構高いのですが、これを5ステージクリアするとどうなると思いますか?

そう、ゲームクリアなのです!

どう考えても第三形態のある流れにも関わらず、

「え、これでおわり?」

となること間違いなしです。

だって雑魚狩って終わりですよ?

途中まではかなり評価が高かったのですが、最後にがっつり萎えさせられました。

まとめ

冒頭にも述べたように神ゲーになり損ねたゲームだなという印象でした。

やりこみ要素がもう少しあればローグライクとして大当たりしていたでしょうし、ダンジョンや謎解きを追加できればゼルダライクゲームとして評価を受けていたでしょう。

全部中途半端で結局何だったのかと思うゲームでした。

ただ、これだけ言ってもなぜかプレイしているときは面白かったです

収集要素も全部集めましたし、やりこみました。

(2週目まではしてませんが)

終わりが微妙すぎて「えっ、これだけ?」となることは間違いありませんが優秀なパッチが手に入ったり新しいガジェットが手に入る時はやっぱりワクワクしました。

最後までガジェットは役に立ちませんでしたが。

大したバグもなく、システム自体もまぁまぁ遊べるレベルなので期待して買うとがっかりしますが、そんなもんかと思ってやると楽しめると思います。

10時間ぐらいで収集まで完璧にこなしてクリアできたので、それぐらいのボリュームのゲームを探している方は買ってみてもいいかもしれませんね。

私はセールまで待って1500円で買いましたが、満足しています。

みなさんもレビューを見て検討してみてください!

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