みなさんはRMTをご存知でしょうか?
RMTとはリアルマネートレードの略称でゲーム内のアイテムやアカウントをリアルマネー(現金)でやり取りすることを言います。
欲しかったアイテムや課金キャラを狙って入手することができるため、ほとんどのゲームで行われているといっていいでしょう。(ゲーム外で)
RMTは上手く使うことが出来れば、ゲームのアカウントを換金できたり、お得にアカウントやアイテムを手に入れることが出来るシステムとなります。
昨今ではNFTゲームと言ってゲーム内で仮想通貨のやりとりをするようなものも増え、ゲームとお金の関係は近くなったように思います。
今回はRMTについての利用方法と注意点について見ていきたいと思いますので気になっている方は参考にしてみてください。
RMTって違法?
現状は違法ではない
結論から申し上げますとRMTは違法ではありません。
日本ではRMTを取り締まる法律はなく、買っても売っても直接逮捕につながった事例はありません。(2024年現在)
「直接」と話したのはRMTそのもので逮捕につながった事例はないものの、RMTを通して詐欺やアカウント乗っ取りで逮捕に繋がることはあるからです。
もちろん、行うことはダメですが、巻き込まれる可能性があることには注意する必要があります。
RMTを行う時にはこの後紹介するRMT仲介サイトを使うようにし、個人間でのやりとりはしないようにしましょう。
特にSNSは絶対NGです。
ただし、規約には注意
違法ではないと話しましたが、推奨されるものではないと思っておくとよいでしょう。
というのも、それぞれのゲームの規約でRMTを規約違反として定めていることが多いからです。
例えば人気ゲーム「パズドラ」では
RMTを禁止しています
ゲームデータと現実のお金や品物を
https://pad.gungho.jp/member/announce.html
交換することを
RMT(リアルマネートレード)といいます。
RMTは、詐欺行為などの犯罪行為に
結びつく可能性があることから
「アプリケーション共通利用規約」で禁止しています。
そのためRMTに関係するデータであると
判断した場合、
ゲームデータを停止する
厳しい処罰を実施しています。
また、RMTにより何らかの損害が
発生したとしても、
ガンホーは一切の責任を負いかねます。
このように明確にRMTの利用を禁じています。
利用規約とはゲームを始める時にみんなが読み飛ばしている長文のアレです。
利用規約で規制しているゲームにてRMTを行うとアカウント停止やはく奪に繋がるリスクがあることは知っておきましょう。
とはいえ運営側も手間がかかるので目立ったことをしない限りおとがめはないのが現状といったところですが。
詐欺罪で捕まったり事例
実は2022年ウ〇娘のRMTを行った男性が逮捕されました。(詐欺罪逮捕事例)
しかし内容を見てみると、自身のアカウントを売るつもりがないのに他人に売ってお金だけを貰う。
それを複数行っていたということで、取引の意思がないのにお金だけをだまし取ったということで詐欺罪になっています。
言い換えればRMTそのものに対しては警察はいっさい言及をしていないのでセーフということですね。
こちらも個人間取引で起こった事件なので、個人間でのやりとりは避けるようにしましょう。
ちなみに逮捕者は前科もあり、今回の行為が悪質と捉えられた可能性もあり逮捕につながっています。
RMTってどこでやるの?
RMTサイトで行われることが一般的です。
例えばこちらのサイトでワンピースのバウンティ ラッシュ アカウントについて見ていきます。
アカウントの内容がかかれており、金額も一覧で確認することが出来ます。
・持っているキャラクター
・持っている課金アイテムの数
・現在のレベルやランク
このあたりを確認してアカウントを購入していくことになります。
例えば左下のアカウントではダイヤ5200+αで4703円となっており、通常10000円で165個のダイヤが購入できることを考えるとめちゃくちゃお得なことがわかりますね。
もちろん、良いキャラクターを持っていたり、たくさんの課金アイテムをもっていたり、やり込んでいるアカウントほど高価になっていきますが、自分でイチから集めるよりは圧倒的に安く、早く手に入れることが出来ます。
「リセマラがめんどくさい」
「最初から強い状態で始めたい」
「限定キャラを持っているアカウントが欲しい」
など用途に合わせて金額と相談していくことになるでしょう。
ちなみに人気のゲームだとリセマラでアカウントを売るだけで3万円近くで取引されるようなゲームもあります。
働くのとどっちが楽かわかりませんが、現在のお金の稼ぎ方は多様化しているなと感じますね。
RMTをするときの注意点
絶対に守って欲しいことが2点あります。
■規約を守ること
■RMT仲介サイトを使うこと
RMTを利用する際はこれだけは必ず守ってください。
規約を守ること
これは大前提となります。
規約違反をしてRMTを利用した場合アカウント停止やはく奪に繋がる可能性があります。
高価なアカウントを手に入れてもゲームが出来なくなっては意味がありませんからね。
失ってもいい金額で購入するのであれば止めることは出来ませんが・・・。
RMT仲介サイトを利用する
さきほど紹介したような仲介サイトを利用するようにしましょう。
SNSを通して個人でのやりとりは絶対NGです。
・詐欺にあう
・クレジットカードの情報が盗まれる
・個人情報が抜かれる など
お金を失う以上のデメリットも存在します。
個人間のやり取りではアカウントを渡す側か、お金を渡す側どちらかが先に行う必要があります。
お金を払わていないのにアカウントを渡す、お金を払ったのにアカウントを貰えないなどわかりやすいリスクですね。
仲介サイトを利用することでそういったリスクを回避できます。
また、複数のアカウントを比べることが出来るので購入する際のメリットはさらに大きいといえるでしょう。
【安全な取引サイトを選ぶために】
・身分確認が必要なサイト
・評価制度がある
・振込先がRMTサイトになっている
・保証制度がある
上記の注意点を見ながら安全なサイトで行うようにしましょう。
RMTとNFTの違い
RMTと同じくお金のやりとりが発生するのがNFTゲームです。
昨今流行り始めたゲームで、仮想通貨のやりとりをゲーム内で行えることが主流となっています。
そのため、1番の違いはゲーム内でリアルマネーのやり取りがあるのがNFT、ゲーム外で通貨のやりとりをするのがRMTと思ってもいいでしょう。
もちろん厳密にはゲームの成り立ちから違うのですが、お金という面ではそこが1番の違いになります。
仮想通貨が絡む、より札束での殴り合いが顕著などNFTはがっつり大人向けなので興味がある人は調べてみてください。
まとめ
遊んでいるゲームの規約を守りさえすれば、RMT自体は決して悪いことではありません。
中にはRMTを公認しているゲームがあるぐらいです。
【RMTを公認しているゲーム】
・Second Life
・エントロピア・ユニバース
・エバークエスト2
とはいえお金が絡むことなので安心できるサイトを利用するようにしましょう。
個人間でトラブルが起こると自分で解決する必要があり、時間も労力もかかってしまいます。
効率よくゲームをしたいはずが、かえって大変になりかねないので注意をしてくださいね。