今回紹介するのはHOLLOW KNIGHT-ホロウナイトです。
今まで150本以上のswitchのゲームを遊んできましたが、TOP3に入る傑作です。
後にも先にもインディーズでこれ以上のゲームが遊ぶことはできないのではないかと思っています。
そんなHOLLOW KNIGHT、どんなゲームで、どんな人に向いているのか紹介していきたいと思います。
リリース日 | 2018年6月13日 |
対応ハード | Switch / PS4 /Xbox |
ジャンル | メトロイドヴァニア/アクション |
プレイ人数 | 1人 |
価格 | 1480円(税込) |
まず、値段設定が絶対におかしいです。
5000円でも買う価値のあるゲームです。
しかも追加コンテンツに4つのストーリーがありますが、なんと全部無料で追加されています。
つまり、1480円の中にDLCも込みということです。
本当にボランティア活動かと思う素晴らしい出来に仕上がっています。
評価
総評 | 10 |
ストーリー | 10 |
曲 | 9 |
システム | 10 |
キャラクター・世界観 | 10 |
ボリューム | 10 |
ここまで高い評価をつけることは今後ないのではないかと思います。
それぐらいにすべての完成度が高いゲームです。
ちなみに点数的にはホロウナイトに勝てませんが、私が1番好きなゲームはこちらです。
完成度の高さだけでなく、難易度もめちゃくちゃ高いのでそういった意味では万人には進めることができません。
良かった点
キャラクター、世界観が◎
ホロウナイト自体が滅びゆくムシ達の王国のお話になっています。
主人公だけでなく、他のキャラクターも哀愁の漂ったムシや狂ったムシが登場します。
そんな終末感のある世界観に魅入ってしまいます。
今、見てもらっている分には、虫嫌いの人でも問題ないキャラクターばかりだと思いますが、敵キャラクターには結構気持ち悪い虫もいます。
とはいえほとんどがかわいらしいムシ達です。
ホロウナイトの手記には辛辣なコメントを添えて紹介してあります。
思わず全部読んでしまいました。
気持ち悪いムシはあまり多くはないので我慢できるレベルだと思いますが、どうしても無理な人はやめておいた方が無難でしょう。
キャラクターはあまりに人気すぎてグッズ化もされています。
痒いところに手が届く強化要素
プレイ初期は
「あとちょっとこんなことができればいいなー」
と思うことも多いですが、それがしっかり全部できてしまうのがホロウナイト。
プレイヤーの心理が良く分かっています。
主な強化要素としては、
- ・体力や(武器の)攻撃力といったステータスの強化
- アクションや技の強化
- チャームと呼ばれる特殊な効果が発生する装備
があります。
中でもチャームは効果が様々で、最後までどんなチャームが出てくるか予想できないです。
地図や落ちたジオ(お金)を回収してくれるような冒険を快適にするチャームや、戦闘を有利に進めるチャームなど効果は多岐にわたります。
最初は種類も付けられる数も少ないですが、冒険を進めることで増えていきます。
強力なチャームほどコストが高く、選んでつける必要がありますがその価値はあります。
1つ1つは弱いチャームでも組み合わせることで真価を発揮するものもあります。
ボスごとに付け替えて攻略を有利に進めていくのがオススメです。
高難易度ながら理不尽が全くないゲームバランス
近頃でいうとエルデンリングやゴーストオブツシマのようなフロムゲーが流行っていますが、それに近いです。
こちらは2Dのアクションですが、難易度が高くてもそこに理不尽は一切ありません。
微妙な予備動作の違い、安置など何度もプレイしていくことで必ず攻略に近づけるようになっています。
レベルを上げて殴り合うようなゲームもありますが、ホロウナイトは初期ステータスで全クリすることもできます。(必須アクションの取得は除く)
プレイヤー自身の成長を感じることができ、何度も挑戦した結果ボスを打倒した時の快感は格別です。
ちなみに私は強靭なるゾードというボスを3日に渡り9時間かけて倒しました。
本当は強化してから望めばもっと楽に倒せるのでしょうが、自分が上手く対処できれば勝てるという悔しさからそのまま何度も挑戦しました。
倒した時は、感動のあまり半泣きでした。
逆に、倒せないボスは後回して、強化してきてから臨めばクリアしやすくなるので私みたいに熱くなりすぎないように笑
凄すぎるボリューム
冒頭でも述べたようにDLCの追加ストーリーが4つも入っているため、かなりのボリュームがあります。
(DLCなしでもかなりボリューム感がありますが)
1つ1つのエリアもかなり広いですが、そのエリアが複雑に繋がりあって莫大な広さになっています。
現時点では取れなかったアイテムや、後で挑戦する予定のボスの場所にはピンを指しておかなければ迷子必須です。
気になった点
ボスのリトライがしにくい
私の中で唯一といってもいいほどのネックがこちらです。
セーブポイントがボスの直前に用意されているとは限らないです。
そのため、負けてしまったら最寄りのセーブポイントから再びボスの元へと向かう必要があります。
高難易度のボスが故に何度も挑戦するのでこのリトライがしやすければもっと遊びやすかったかなと思います。
デスが重い
メトロイドヴァニア系にありがちな要素ですが、デスをすると倒された場所にジオを全て落としてしまいます。
そこにホロウナイトの影が残っているのでその影を倒すことで落としたジオを回収することができます。
しかし、影が残った状態でデスしてしまうと、1つ前の影は消えてしまいます。
そのため、完全にロストしてしまいます。
例)
1000ジオ持った状態でムシAに倒される
↓
1000ジオを持った影が生成される
↓
1000ジオを持った影を倒す前に50ジオを持ってムシBに倒される
↓
1000ジオを持った影は完全に消えてムシBのところに50ジオを持った影が生成される
そのためセーブポイントから遠く離れたところでデスをしてしまった場合かなり冷や汗をかきます。
ホロウナイトではジオは様々な強化に役立つアイテムなので無くせないのです。
ちなみにセーブポイントがあったらボス、という身構え方もできないので唐突にボス戦が始まることもあります。
基本的に初見で倒すことは困難なのでしっかりジオを無くす王道パターンです。
何度このジオロストで辞めようかと思ったことか。
しかし、日を跨げばなくしたジオの事よりボスを倒した時の達成感が忘れられずプレイしてしまっているのです。
まとめ
全ての点で高評価をつけざるを得ないホロウナイト。
ムシが嫌いでない、アクションが苦手でない限り絶対やって欲しい作品です。
続編の『Hollow Knight: Silksong』も発表されているのでそれまでに今作をクリアしておくことをオススメします。
2022年6月に12か月以内に遊べるようになると発表されているので2023年6月までに遊べることが期待されています!
コメント
コメント一覧 (2件)
や、理不尽ですよこのゲーム
筋道はあるのは確かですけど
製作者の人格疑うくらいには理不尽、無茶苦茶な構成ですわ
くどすぎるアスレチック要素、部屋の明かりを灯す時くらいの微妙にただ大切なはずのレスポンスの悪さ、縫い針の極めて小さい穴に糸を通すような狭すぎる筋道のボス戦攻略、アスレチックにしてもボス戦にしてもリトライさせる気満々なのにそのリトライ性の酷さ
二度とやりたくないとしか思えないシチュエーションの詰め合わせでブラック企業に等しい作品
進めても進めてもストレスばかりで何も楽しくない、製作者はゲームを通してパワハラをしているんだなくらい高難易度(理不尽寄り)としてよくできています
おっしゃることもその通りだと思います( ;∀;)
特にリトライ性の悪さは確かに気になるところでした。
セーブポイントが遠いのと、セーブポイントがボス戦の近くにないせいで心構えもできずということが多々ありました・・・。