今回紹介するのはENDER LILIESです。
記憶を無くした少女が目覚めたのは朽ちた王国。
なにがあったのか、自分は何者なのか、不死の騎士たちとの冒険でそれを解き明かしていく物語になっています。
ゲーム自体の難易度はかなり高いものの、この手のゲームには珍しく、経験値とレベルアップする仕様があり、アクションに限界を感じたらレベルを上げることで難易度を緩和することができます。
とはいえ、相手の攻撃をしっかり見切らないとごり押しにも限界があるのでしっかり高難易度アクションの側面も持っています。
新たなアイテムを手に入れることで行くことのできるステージが増えるメトロイドヴァニア要素も魅力の作品です。
リリース日 | 2021年6月22日 |
対応ハード | Switch / PS4 /Xbox |
ジャンル | アクション/メトロイドヴァニア |
プレイ人数 | 1人 |
価格 | 2728円(税込み) |
評価
総評 | 10 |
ストーリー | 9 |
曲 | 8 |
システム | 10 |
キャラクター・世界観 | 10 |
ボリューム | 10 |
文句なしの神ゲーでした!
メトロイドヴァニア系のゲームが好きな私としては、出来るアクションが増えていく感じや、気に入ったアイテムが見つかる瞬間がたまらない作品でした。
探索で用いるアクションだけでなく、倒したボスの技が使えるようになるため、お気に入りの技を見つけて強化していくことができます。
そのため、ストーリー上、倒すことが必須なボス以外も全部倒していきたくなります。
良かった点と気になった点をそれぞれ上げていきます。
ちなみに、完全にクリアした上でのレビューになります!
良かった点
グラフィックがきれい
どうでしょうか?
ヒロインのリリーが可愛いだけでなく、全体的に儚い雰囲気を醸したグラフィックになっています。
しかしながらボス戦は熾烈で派手な技の応酬になります。
しっかりと隙を見極めて戦うことで勝てるようになっているので何度でも挑戦してプレイヤーのスキルを上げていきましょう。
また、ストーリーを進めることでリリーに起こる変化が・・・。
これ以上はネタバレになるので控えておきますが、この綺麗なグラフィックだからこそ感じることができる感動です。
動きがシームレス、ストレスゼロ
綺麗なグラフィックのために処理落ちをしたり、足場の端での挙動が怪しくなるゲームもたくさんあります。(月封魔伝お前やぞ)
エンダーリリーは一切それがありません。
ロードも速い、動きもスムーズ、ジャンプも滑らかということなしです。
ここまでストレスがないのはホロウナイト以来でした。
メトロイドヴァニアでありながらストーリーが重厚
メトロイドヴァニアというゲームはどうしてもどこから進んでもいい自由度がゆえに、ストーリーが薄くなりがちです。
しかし、このエンダーリリーはボスを倒すことで見ることができるムービーや途中で拾える手記のおかげで、ストーリーがしっかりとあります。
徐々に明かされていく、王国の謎やリリーの正体には鳥肌モノでした。
ボリュームが良い
かさ増しを感じることもなく、それでいてなかなかボリュームのある作品でした。
私がクリアに要した時間が約13時間となっています。
アイテムはコンプリート、攻略サイトはクリア後に取り方の分からないアイテムのため少しだけ見ました。
強化要素が豊富、最後まで新鮮さが残る
ゲームは終盤になるにつれて作業感が強くなるものも多いです。
しかし、エンダーリリーは最後まで効果の違うアイテム(レリック)や技、アクションが増えていくので最後まで新鮮な気持ちで楽しむことができます。
また、それとは別にレベルのシステムがあり、敵を倒すことで経験値(穢れ)が溜まりレベルアップをすることができます。
体力や攻撃力が上がっていくものの、レベルでごり押しができるわけではないのでちょうどよい要素でした。
レベルが上がらないように縛ることができるアイテムもあるので高難易度で挑戦した人にも配慮されています。
ヌルゲーになりすぎない親切設計
プレイをしていて感動したのがマップの親切さです。
画面右上にあるように、未開のルートやアイテムの残っているマップと取り切ったマップが色分けされています。
私は、基本的にゲームをする時、攻略サイトを見ないようにしていますが、そんな人には自力で探しきるサポートがされています。
新しいアクションを手に入れて、行ける場所が増えた時に前に行けなかった場所や取れなかったアイテムが取れるかどうか試すのにとても便利でした。
先ほどあげたレベルの要素も新設設計の1つと言えます。
気になった点
ほぼ取り返しのつかない強化要素がある
強化要素の1つで、この残滓を使って技のレベルを上げることができます。
そうすることで火力が上がるだけでなく範囲が広がったり、回数が増えたりと使い勝手が良くなり強くなっていきます。
だからと言ってがむしゃらに強化していると、強化に必要な残滓が足りなくなってしまいます。
というのも箱やツボを壊すことで強化に必要な残滓は確かに手に入るのですが、そうやってちまちま手に入れた数で最終強化まで持っていくのは現実的ではありません。
宝箱や兵士の亡骸からまとまった数が取れ、マップのアイテムを取り切っても最終強化まで持っていける技の数は3つほどでした。(黒衣の騎士は例外的に最終まで強化できます。)
それがわかっていないと好きなスキルを最後まで強化できないというオチになってしまいます。
強化は計画的に。
値段が少し高い
3000円弱とインディーズゲームにしては高いです。
そのため、私も人に勧められた時は一旦足踏みしました。
セールになるまで待って買いましたが、元の値段で買っても間違いなく後悔しないゲームでした。
気になっている人は絶対買って欲しい1作です。
まとめ
メトロイドヴァニア系のゲームを沢山遊んできましたが、ほぼ非の打ちどころのない作品でした。
「オススメのゲームない?」と聞かれたら間違いなく紹介します。
ただ世界観が暗めなので、それがダメな人にだけは勧められませんね。
何をとってもレベルの高いゲームなのでぜひプレイしてみてください!
コメント