Bug Fables-バグフェイブルズのレビュー【ペーパーマリオRPG風ゲーム・かわいい虫たちと大冒険】

今回紹介するのはバグフェイブルズというペーパーマリオそっくりのゲームになります。

最近Switchで発売されたオリガミキングではなく64のペーパーマリオに近いです。

リリース日2020年5月28日(Switch)
対応ハードSwitch / PS4 / Xbox / Steam
ジャンルアドベンチャーRPG
プレイ人数1人
価格2750円

バグアリアという虫だらけの大陸で繰り広げられる大冒険、主人公は3匹の虫たちヴィー・カブ・リーフ。

それぞれの特徴を生かしてバトルを戦うだけでなく、フィールドでの謎解きを行っていきます。

そのすべてがマリオストーリー(ペーパーマリオ)なのです。

つまりペーパーマリオ好きにはオススメできます。

なかなかペーパーマリオ風ゲームというのは数が多くないので貴重なゲームになっています。

ゲーム画面を見てもらえれば似ているのがよくわかると思います。

システム面も大変よく似ているためペーパーマリオをプレイしたことがある人は理解がしやすいと思います。

それでは実際にプレイしたレビューをしていきます。

目次

評価

総評7
ストーリー7
7
システム7
キャラクター・世界観8
ボリューム7

THE凡作です笑

ペーパーマリオ風RPGであることは間違いありませんが、2000年に発売されたマリオストーリーの方が圧倒的に出来がいいです。

マリオストーリーが発売されて20年も経っているんですね・・・。

それはさておき、リスペクトして作られた作品だと思いますが、追加されたオリジナリティが原作の劣化となるシステムになってしまっています。

ただ、特にダメな点もないため凡作と評価せざるを得ない作品でした。

ペーパーマリオと比べすぎず、楽しむと十分に面白いです。

良かった点

じっくり考えられる戦闘システム

やはり、ペーパーマリオがめちゃくちゃ面白かったのでシステムはいいと思います。

アクション要素は攻撃と防御の際、タイミングよくボタンを押すだけです。

しかし頭はよく使います。

与えられるダメージ、受けるダメージは(タイミングの良し悪しによって)決まっているため敵を倒すために誰でどの攻撃をするか考え、効率的に攻撃をしていく必要があります。

時間に制限はないのでゆっくり考えて戦えます。

他のRPGよりランダム要素が少ないため詰将棋のようなバトルが展開されます。

その独特なシステムがペーパーマリオの特徴であり、今作バグフェイブルズの魅力になります。

ちなみにマリオストーリー64はプレミア価格が付いています。

バッジシステムによるカスタマイズ

ペーパーマリオシリーズでいうところのバッジシステムもあるので自分好みにカスタマイズできるところは評価できます。

キャラクターごとの特徴を生かした謎解き

ブーメランを投げて遠くのモノを攻撃できるヴィー。

重いものを動かしたり、切ったりできるカブ。

魔法でモノを凍らせることができるリーフ。

3匹の特徴を生かして戦闘や謎解きを行います。

キャラクターごとに特徴を生かしてフィールドを回ったりバトルで戦うという点が好きな人は好きなシステムだろうなと思いました。

気になった点

マップとストーリーの窮屈さ

全体的にマリオストーリーの劣化と話しておりますが、1番の問題点は狭いマップと1本道のストーリーだと思います。

マリオストーリーは仲間の参入とともに行ける場所が増え、広い世界を冒険している気分が味わえます。

しかしながらバグフェイブルズ、あっという間に仲間が3匹合流してしまいます。

つまり最初から最後までできることがほぼ変わらないのです。

確かにフィールドでブーメランを投げたり、角で突いたり、水を凍らせたりできますが・・・それだけで最後まで行きます。

地味!地味すぎる!

パレッタにつかまって空飛べたり、ピンキーで障害物壊したり・・・徐々にできることが増えていく、そういうワクワク感が足りないです。(マリオストーリーがわからない方申し訳ない)

最初から3匹いるので「ピンキーが仲間になったおかげてこの道通れるようになった!」みたいなステージの広がりを感じることもありません。

広げようがないからこそステージはほぼ1本道でストーリー通り進んでいくだけになります。

そういった窮屈さがいまいち楽しめなかった要因かなと思っています。

特徴を活かさなければいけないバトル

バトルも3匹で戦うのですが、これがなかなかめんどくさいのです。

ペーパーマリオはマリオと仲間ひとりの行動をするだけでした。

しかもマリオがジャンプかハンマーを敵ごとに選び、仲間は攻撃か技を使うかの選択となっておりシンプルでした。

ただ、タイミングを合わせたりする必要があるので選択はそれぐらいシンプルでちょうどいいのです。

このバグフェイブルズは言ってしまえば、ハンマー役、ジャンプ役、魔法役が全て分かれており、その攻撃の順番を決めて3匹分アクションを行わなければならないのです。

ヴィーのブーメランで飛んでいる敵を落としたり、

カブ攻撃で敵をひっくり返したり

触れない敵に魔法で攻撃したり役割があります。

飛んでいる敵にはハンマー役の攻撃が当たらないので、まずジャンプ役が攻撃を当ててそのあとハンマー役が攻撃する。

潜っている敵には最初に魔法役が攻撃を当てて地上に出した後ハンマー役が攻撃する

などキャラをくるくる変えて順番を選んで攻撃しなければいけないのがかなりめんどくさいです。

しかも致命的なのが飛んでいる敵を落とすべきジャンプ役が死んでしまった後です。

落とせないので何もできず、いたぶられながら負けるのを待つしかありません。

それぞれのキャラクターの耐久値がそこまで高くないので、集中攻撃されるとすぐ死にます。

役割が欠けるとしんどいにもかかわらずよく欠けてしまいます。

ペーパーマリオであればマリオが生きている限りハンマーとジャンプの選択肢があります。

倒れてしまえばそれはゲームオーバーを意味しているのでその場で終了となります。

味方が増えたことによってバトルシステムがめんどくさくなってしまったことが今作の気になった点になります。

謎解きの単調さ

めんどくささついでに謎解きが微妙です。

解けた時に爽快感のある謎解きではなく「頭ではこうしたらいいというのがわかっていながらもそのタスクを消化するだけ」の作業感の強い謎解きになっています。

100マス計算みたいなものです。

わかっているけど終わらせるのに時間がかかります。

またアクションが使いづらく、「これでいいはずなのになぁ」と思いながらも上手いかないので別の方法を探った結果、「やっぱりこれでいいんかい!」という事態が頻発しました。

謎解きとは別の場所(判定)で戦っていることが多かったです。

UIがイマイチ

あとは全体的にメニュー画面が見づらい(個人的に)など細かく気になる点はありました。

戻るボタンがYだったり、ひらがなが多用されていたりと見づらいです。

まとめ

システムとしては貴重なペーパーマリオ風ゲームなので、またペーパーマリオみたいなゲームがやりたい!と思う人はありかと思います。

ただ、私みたいにペーパーマリオ愛が強すぎると少しがっかりしてしまうかもしれません。

サブクエストなども充実しているので遊びつくそうと思えばそれなりに遊べる作品です。

万人受けしやすいゲームではあると思うので絵や世界観が気に入った方は一考の余地ありな作品です。

正直金額以上の楽しみは保証できないので気になった点で上げた点が無視できない方はセールを待って安くなったら再度検討してみてはいかがでしょうか。

以上になります!

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