今回紹介するのはハチャメチャなパーティゲームUltimate Chicken Horse(アルティメットチキンホース)です。
リリース日 | 2018年9月25日(Switch版) |
対応ハード | Switch / PS4 /Steam |
ジャンル | パーティアクション |
プレイ人数 | 1~4人(オンライン・ローカル可) |
価格 | 1480円 |
Switch版はかなり遅くリリースされましたがSwitch版のリリースにより一層と知名度を上げたこのゲーム。
ゲーム実況者も好んでプレイしております。
大雑把な説明をするとステージごとにゴールを目指して自分たちで足場や障害物を設置していくのです。
自分はクリアできるように、相手はクリアできないようにするための塩梅が駆け引きとなって盛り上がるゲームになっています。
実際プレイしたレビューを合わせてゲームの紹介をしていきます。
Ultimate Chicken Horse(アルティメットチキンホース)
総評 | 9 |
ストーリー | – |
曲 | 8 |
システム | 10 |
キャラクター・世界観 | 9 |
ボリューム | 7 |
パーティゲームであるためストーリーはありませんので評価対象外とします。
先ほども簡単に説明しましたが、このゲームは自分たちでステージを作りながらゴールを競うゲームになっています。
このシステムがやることは単純ながら2度と同じゲームができない素晴らしさを生み出しております。
こちらの動画を見ればどんなゲームか大体わかると思います。
いろいろな物を設置しながらプレイヤーが操る動物たちが我先にゴールを目指します。
まず、ステージを選びます。
ステージごとにスタートの位置、ゴールの位置、固定のギミックが決まっているのでその特色を生かしながらステージをクリエイトしていきます。
ゲームが始まるとまず自分がどの設置物を使うか決めます。
ここで既に戦いが始まっています。
自分の使いたいものは人より先に取らなければ取られてしまうのです。
設置物を決めたら、いざステージに設置していきます。
このように回を重ねるごとに設置物が増えカオスになっていきます。
設置できるアイテムは毎回ランダムで現れ、そのうちどれを取るかはプレイヤー次第なので2度と同じステージが生まれることがないわけです。
ステージを通してポイントを一定まで貯めたプレイヤーが勝利となります。
ポイントの貯め方が面白く
・早くゴールする
・トラップで他のプレイヤーを倒す
・コインをもってゴール
など、いろんな方法があります。
ゲームの流れを説明したところで良かった点、気になった点を挙げていきます。
良かった点
ありそうでなかったシステム
1画面で収まるステージでゴールを目指すという単純なシステムにステージクリエイト機能を付けたことで一気に盛り上がるパーティゲームへと化けました。
また、プレイヤー自身でステージを作っていくため2度と同じステージで遊べません。(クリエイトモードを除く)
それが毎回新鮮さを引き出し盛り上がることができます。
実際決められたステージを競争するゲームは腐るほどありますが、走り慣れてしまうとあっという間に飽きてしまいます。
このゲームはパーティゲームの反復要素を上手く消し、何度遊んでも楽しいゲームに仕上がっています!
また、障害物同士にシナジーが働くこともあり、「えっ、そんな動きするの!?」とやりこんだプレイヤーですら驚かせます。
サプライズ要素がまた楽しいのです。
ベースのステージは18(アップデートで追加される)もあり、それらにプレイヤーが変化を加えていくわけです。
1プレイは精々10分程度で終わるので次々とプレイしてしまいます。
ゆるすぎるキャラクターとSE(音)
とにかくキャラクターがゆるく、動きがめちゃくちゃかわいいんですw
ちなみに私のお気に入りはニワトリです。
アバターもあり自分好みに着せ替えることもできます。
基本のアクションはジャンプ、しゃがむ、踊るのみです。
ジャンプ、しゃがむは必要なのが分かると思いますが踊るは何のために必要だと思いますか?
実は何の必要もありませんw
スマブラのアピールと同じくその行動に意味はありませんが動物ごとの動きがたまらなくかわいいのです。
他のプレイヤーが設置した難所を超えた時、ゴール直前などなどやってみれば使いどころが多いアクションなのです。
また、動物の鳴き声がとてもかわいく、ついついリアルで真似してしまいます。
これらがパーティゲームとして盛り上げてくれる良い要素になっています。
システム面もさることながら、このキャラクターと世界観なくしてはここまで評価の高いゲームにはなっていないでしょう。
マリオメーカー並みのステージクリエイト機能
今まではパーティモードの説明をしてきましたが、1からステージを作ることができるモードまであります。
足場、障害物全て設置が可能になっており、作ったステージはオンラインで公開することができます。
そして、世界中のプレイヤーが作ったステージを遊ぶこともできます。
そのため、1人でも十分に遊ぶことができるのです。
人のステージを遊んでみるとその発想力の豊かさに驚かされることばかり・・・。
ギミックのシナジーを活用しまくっているわけです。
一例として紙飛行機を飛ばして足場を作ってくれるギミックがあるのですが、その紙飛行機の通り道の近くにブラックホールを設置すると紙飛行機の軌道が曲がるのです。
本来、足場を作る紙飛行機マシーンとプレイヤーを飲み込む障害物であるブラックホールがシナジーを発揮するのです。
そんなわけで、パーティゲームとしてみんなでわいわい楽しむことができる面も持っていますが、ガッツリとしたクリエイトゲームとして楽しむことができる作品になっています。
気になった点
アクション要素が強い
ジャンルもアクションとついている通り、結構スキルによって差が出ます。
やることはシンプルですが、マリオも上手い人、下手な人の差が出ますよね。
それと同じです。
しかも、上手いプレイヤーは「自分はクリアできるが、他のプレイヤーはクリアできないぐらいの難しさの配置にしよう」ということができます。
このゲームにガチ勢がいるとすればそれが当然の駆け引きになりますが、みんなでワイワイやろうというタイミングでそんなことをされると白けてしまいますよね。
そういう意味では、アクション要素の強さがプレイヤースキルの差を如実に勝率として表してしまいます。
まぁ、プレイヤースキルの差が全く影響しないゲームなんてもはやただのギャンブルなので多少は仕方がないかと思います。
ただ、ハンデをつけることができますので、多少のスキルの差はそれによって埋めることができます!
マリオパーティはチーム戦によるパーティバランスの調整、様々なジャンルのゲームによって得意不得意分野の拡散、ゲーム外での戦術などがありますので広い層で遊びやすく調整がなされていると思います。
ただ、特定のプレイヤーを攻撃したりアイテムを奪ったりという面もあるのでギスギスしやすさもありますね。(桃鉄なんかも友情ブレイクゲームですしね)
その点、このゲームはギミックは置くものの、攻撃するのはギミックであってプレイヤーではないのでギスギスしにくいかなと思います!
目的・ストーリーは一切ない
こういったアクション系のゲームであればステージクリア形式のシングルモードが用意されていることも多いですが、ありません。
マリオメーカーは1人で楽しむステージがありますがアルティメットチキンホースはありません。
なので、1人で遊ぶ目的で買うのであればオンラインでのパーティモード、クリエイトモードを遊ぶものだと思って買ってください。
どんな人におすすめ?
家族や友達、カップルなどマルチで遊ぶことを前提にしている人です。
ローカルマルチに対応しているのでゲーム1つで最大4人まで遊ぶことができます。
また、1画面であっても画面が見にくくなることがないため何の問題もありません。(横スクロール系だと2画面に分割されて見にくくなりやすい)
とにかく多人数でやることが面白いゲームなのでオンラインでやる場合、これを買ってくれる(持っている)人が3人いると4人で遊べるので探しましょう!
オンラインで赤の他人と遊ぶこともできますが、気心の知れた人とやることこそがこのゲームの真髄ともいえるでしょう。
また、2人よりも3人、3人よりも4人でやることをオススメします!
プレイヤーの数だけギミックが増えていくので人数が多いほうがカオスになりやすいです。
できれば4人でやって欲しいなと思います。
パーティゲームとして買うのであれば一緒にやる人を思い浮かべてから買いましょう。
アクション・ステージクリエイトゲームとして楽しむのであれば1人でも全く問題ありません!
まとめ
ずっとやり続けるゲームではありませんが、持っておいて損はないゲームです!
いろんなゲームをしつつ、たまに「アルティメットチキンホースやるか!」と思ってやるくらいでちょうど良いゲームです。
逆にそういう立ち位置であれば、いつまでもやれるゲームです。
64のゴールデンアイやドンキー、カービィのミニゲームにはまっていた人はそれに近いと思ってください。(わからない人は無視で)
私が買ったのは1年以上前ですが、今でもたまにやりたくなって友人に声をかけてプレイしています。
その度ワイワイ言いながらやっています。
みんなで楽しむゲームを探している方には絶対オススメできるゲームです!
以上、気になった方はぜひチェックしてくださいね。