インディーRPGの「Sea of Stars」は、スーパーファミコン時代のRPGを現代的に再構築した作品として知られています。美しいドットアートや温かみのある音楽、そして「クロノ・トリガー」などのオマージュを感じることができるそうです。
そんな「Sea of Stars」の攻略後の要素やプレイ体験については賛否が分かれているようで、エンディング後のやり込み要素やつまらないと言われる理由について今回は紹介していきたいと思います。
クリア後の攻略要素は?
「Sea of Stars」は本編の物語をクリアすると、一度幕を下しますが実は終わりではなく真エンディングが用意されています。そのため「Sea of Stars」の攻略はこれを目指すことで本当の結末にたどり着けるといわれているようです。真エンディングを解放するにはいくつかの条件を満たす必要があり、拠点の町を発展させること、祠のようなダンジョンを攻略すること、レインボー・コンチを揃えることであるとされています。
Mirthを発展させること
「Sea of Stars」の攻略においてまず重要なのが、拠点となる町のMirthを発展させることです。この町では建物を建てたり各地で仲間を勧誘するなど、サイドクエスト的な要素があります。全ての建築と住人の勧誘を完了すると新たな展開が見えてくるので、最初から真エンディングを目指しているプレイヤーは序盤からしっかりとやり込むことがおすすめです。サイドクエスト的な要素をしっかりとやり込むとより深くゲームを楽しむことができます。
ソルスティス・シュラインの攻略
「Sea of Stars」の攻略において最も欠かせない重要コンテンツがソルスティス・シュラインです。これは世界各地に点在する祠型のミニダンジョンで、全部で4ヶ所存在しそれぞれ異なる属性とパズルやミニボス戦が用意されています。祠ごとに仕掛けのギミックや謎解きが異なり、ゲーム後半の探索力や理解力を試す構成になっているようです。クリアすることで特別なアイテムや力を得ることができ、最後に行うソルスティス・チャレンジを攻略すると真エンディングの条件を一つ満たすことができます。
レインボー・コンチを60個集める
「Sea of Stars」の攻略において収集要素を持つ、レインボー・コンチを60個集めることも重要になっています。これらは各地の宝箱やイベント報酬などで入手することができ、特定のキャラクターに渡すと隠された報酬が開放されるのです。ほかにもコロシアムチャレンジや隠れボス討伐などの高難易度のやり込み要素も用意されています。これらをすべてこなしていくことで初めて真のボスへと挑めるようになるそうです。
それぞれのキャラクターのその後を知ることができる
「Sea of Stars」の攻略は本編をクリアすることでも可能ですが、真エンディングルートはストーリーをより深く理解し、キャラクターたちのその後を見届けたいというユーザーにおすすめです。さらに拡張コンテンツもリリースされたことにより、クリア後の世界で更なる冒険を楽しむこともできるようになっています。細部にまでこだわりを感じることができる「Sea of Stars」の作品全体を理解したいというユーザーには高い評価を得ているようです。
つまらないと言われる理由
「Sea of Stars」はネット上で一部のプレイヤーには思っていたより退屈だった、ストーリーに盛り上がりがないなどの意見もあるようです。やり込み要素が非常に多いと言われている「Sea of Stars」がなぜ一部のプレイヤーにはつまらないと感じられてしまうのでしょうか。この原因と言われているのが戦闘システムの単調さと、キャラクター描写と物語構成の薄さ、探索やサイドコンテンツの自由度の低さではないでしょうか。
戦闘システムの単調さ
「Sea of Stars」がつまらないと言われている理由の一つとしてあげられているのが、戦闘システムの単調さだと言われています。本作はターン制バトルにタイミング入力を組み合わせた仕組みになっており、敵の攻撃に合わせてボタンを押すとダメージを軽減することができるのです。しかしこのシステムは中盤以降になると作業的になってしまうようで、店舗間が遅く感じるという方や繰り返しになってつまらないと感じる人もいます。
キャラクター描写と物語構成の薄さ
「Sea of Stars」の主人公のヴァレールとゼイル、さらに仲間たちは魅力的なビジュアルであるものの彼らの成長や内面的な葛藤については控えめに描写されているようです。このことからプレイヤーが感情移入しにくいという意見があり、物語の展開についても王道でわかりやすい反面盛り上がりに欠けるといわれています。序盤から中盤の物語のテンポ感が緩やかであるため、盛り上がりに到達する前に離脱してしまう人が多いようです。
探索やサイドコンテンツの自由度の低さ
「Sea of Stars」は美しい世界が広がっており、近年人気のあるゲームのような魅力がありながらも行ける場所やできることが限られています。自由に遊べる幅が狭いと感じるプレイヤーが多く、古き良きクラシックRPGはあまり好印象ではないようです。近年のRPGは自由度が高いことが魅力の一つになっているため、物足りなさをより感じてしまうのではないでしょうか。RPGという期待値の高さがつまらなさを感じさせる要因にもなっているように感じられます。
まとめ
今回は「Sea of Stars」の攻略要素について詳しく解説していきながら、プレイヤーの評価についても紹介していきました。「Sea of Stars」は派手さや革新性はないものの、昔ながらのRPG要素である旅の心地よさを丁寧に描いている作品です。クリアした後もこの世界をもう少し覗いてみたいという余韻を楽しみたいプレイヤーにおすすめしたい作品でもあります。ストーリーを攻略した後もう少し深いところに踏み込んでみたいという方は、是非真エンディングまで深く堪能してみてください。

