今回紹介するのは分厚い弾幕を避けながら戦うメトロイドヴァニアのTEVIを紹介します。
インディーズのゲームと比べるとかなり値段が高く、購入を悩んでいる人も多いと思いますがその価値はあるゲームです。
メトロイドヴァニアが大好きな人にとっては新しいゲーム体験をできること間違いなしの一作です!

リリース日 | 2023年11月30日 |
対応ハード | Switch / PS4 (5)/Xbox / Steam |
ジャンル | アクション×メトロイドヴァニア |
プレイ人数 | 1人 |
価格 | 4399円(税込) |
メトロイドヴァニアというジャンルには珍しく、ストーリーが重厚でRPGとしての楽しみも持てる作品です。
ボス戦では美麗な弾幕を避けながら戦うことを求められ、戦っていて楽しいボス戦が続きます。
弾幕の種類が全く違うため、ボスごとに戦うのが本当に楽しかったです。

キャラデザもよく、かわいらしいキャラクター達からは想像もできないような深く感動できるストーリーとなっており終盤になるにつれ、ストーリーに引き込まれていきました。
ボリュームに関しては妥当かなといった印象。

クリアまで20時間ぐらいで、完全にやりこむには至ってませんがストーリークリアで満足しました。
詳しくレビューしていきます。
評価
総評 | 9 |
ストーリー | 10 |
曲 | 10 |
システム | 8 |
キャラクター・世界観 | 10 |
ボリューム | 9 |
世界観やキャラクター、曲など金額相応の価値がある作品です。
声優陣も豪華で
・日笠 陽子
・杉田 智和
・釘宮 理恵
・前野 智昭
・明坂 聡美
・土師 孝也
などなど
ゲームを盛り上げてくれます。
良かった点
世界観とストーリーが秀逸
『TEVI』はメトロイドヴァニア、ピクセルアート、ドット絵、弾幕をはじめとする様々な要素が合わさった2Dアクションアドベンチャーゲームです。プレイヤーは俊敏なバニーガールを操作し、広大なファンタジー世界で大冒険を繰り広げます。道中で出会った天使と悪魔と共に冒険を続けるうちに、物語の裏に隠された真実が少しずつ明らかになっていきます。
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物語は機械の扱い、近接戦闘に長けたウサ耳の主人公テヴィがアストラルギアという貴重なアイテムを求めるところから始まります。
天使のセリア、悪魔のセーブルと出会い、協力しながら絆を深め、物語の真相へと近づいていきます。
2Dドットのキャラクターやデザインはかわいいながら、骨太なストーリーとアクションは病みつきに。
お金をかけているなと随所に感じることが出来るので、普通のメトロイドヴァニアに飽きた人にはぜひ遊んで欲しい仕上がりになっています。

成長システムが斬新、かつカスタマイズ性が高い
レベルという概念はあるものの、敵を倒して経験値を手に入れてあげていくシステムではなく、新しいマップを探索したり、ボスを倒すことでレベルが上がっていきます。
ゲームの進行度や寄り道をするほど探検家としてレベルがあがっていくイメージです。
レベルが上がる1番の恩恵はEPが上昇することです。
EPはシジルという能力を強化するバッジのようなものをつけるのに必要なポイントで、たくさんのシジルを付けることでキャラクターを強化していきます。
自由につけ外しができるのでボスや状況に合わせてカスタマイズすることで快適に進めることができます。
組み合わせによってプレイヤーに合った戦い方もできるようになるので結構面白いシステムでした。
探検して新しいシジルを見つける楽しみも抜群です!
弾幕要素が意外とあう
後半のボスになるにつれて弾幕が濃く、避けるのが難しくなっていきます。
ただ、避けられた時の快感は他の高難易度系のゲームに近いです。
パリィやロールで躱すというより、しっかり安置を見極めて避けていくので違った楽しみを味わうことが出来ます。
強いボスほどキレイな弾幕を見せてくれるので最後までワクワクが続くこと間違いなし!
難易度が選べるので万人に遊びやすい
難易度が細かく分かれており、アクションが苦手な人でも楽しむことが出来ます。
難易度を下げることで弾幕も少なくなるので心配無用。
また、ゲームの途中で難易度を変更することが出来るので手ごたえのあるゲーム体験をしたい人は途中で上げることが出来るのも親切設計。
ある程度アクションゲームができる人はハード以上推奨です。
気になった点
カスタムでのインフレが凄く、ごり押しが可能
EPを上げ、たくさんのシジルが付けられるようになるとダメージを受けた時にHPを回復したり、ダメージを減らすことが出来るのでほぼ死ななくなります。
そのため、どれだけ弾幕がきつくてもゴリ押しができてしまうのは残念なところ。
難易度ハードでプレイしてもラスボスでさえ、回復アイテムなしでゴリ押しがきいてしまうので2周目でより難しい難易度を楽しむか、セルフで縛りを入れるぐらいでないとゲームバランスが崩壊します。
結局シジルが少ない序盤が1番難しいという点は少し残念なポイントでした。
マップの行き来に面倒な点が多い
ファストトラベルの機能はあるものの、トラベルポイントが少なくステージの探索がめんどくさいです。
また、拠点に戻ることが出来るようなワープアイテムもないため、探索の途中で拠点に戻りたくてもファストトラベルのポイントまで移動しなければいけないのもストレスポイント。
ステージで一方通行の場所も多く、マップではそれが見えないため、目的地までマップで最短距離で移動しているはずが遠回りしなければいけないことも多くそちらもストレス。
総じて移動に関する点では評価は低いといわざるを得ません。
面白そうでいらないクラフト要素
敵からドロップできるアイテムや探索で見つけた素材で回復アイテムや武器のアップグレードができます。

しかしながら、先ほど話したゲームバランスのせいで回復アイテムを使うことがほぼないのと、アイテムを強化しても有用なものはほとんどないのでクラフト機能はあまり必要性を感じませんでした。
アイテムを使うことでバフが得られるものもあるため、難易度次第ではいい使い道ができたかもしれません。
まとめ
メトロイドヴァニアというゲームジャンルには珍しく、かわいらしいキャラクターや会話が繰り広げられ、引き込まれるストーリーとなっています。
普通のメトロイドヴァニアに飽きたという人には1度遊んで欲しいと自信をもって進めることが出来る作品なので気になった方はぜひプレイしてみてください!