勉強しなければいけないと思っても気持ちが乗らない時もあると思います。
そんな時にどうやって勉強をしていくのか、その方法を紹介していきます。
受験勉強や資格試験の勉強は長期間での戦いになるのでモチベーションのコントロールも大事なスキルになります。
モチベーションをコントロールする方法を身につけて、最後まで折れないように勉強できるようになっていきましょう!
人間である以上モチベーションは上がり下がりすることを理解する
大前提、人間は心があるのでモチベーションが上下します。
常に気持ちが一定の人間は存在しません。
常に安定して見える人はそのコントロールが上手なだけです。
モチベーションをコントロールするために、まずは自分自身のことをしっかり振り返ってみましょう。
モチベーションの下がる要因
モチベーションは日本語で「動機付け」と訳されるように物事を行うための動機になります。
受験生であれば志望校への合格や合格に付随する特典がそれにあたるでしょう。
資格取得後に就きたい仕事をイメージしたり、その仕事に就くことで現状を変えた自分をイメージするのも良いです。
どういった時にモチベーションが下がるのか把握し、回避できるようにしておきましょう。
衛生要因
衛生要因とは自分を取り巻く環境になります。
家庭環境、衛生環境、人間関係などなど。
・勉強する環境がない、机が汚い
・教室の雰囲気が悪い
・親と喧嘩している
こういった自分を取り巻く環境が原因でモチベーションが下がることがあります。
当てはまるもののうち、自分で対応できるものは早めに取り除き、出来ない場合はそれらがない場所へ逃げましょう。
教室の雰囲気を良くすることが困難な場合は、他の勉強のしやすい環境に身を移すということですね。
モチベーションを下げる原因が存在し続ける限り、上げることが難しいのでこちらは早急に対応しましょう。
動機要因
環境と違って自分の内面に関する問題です。
こちらも解決できるものは優先的に対処していき、時間がかかるものに関してはうまく付き合っていくことを考えましょう。
・志望校に行きたい理由がない
・成績が思うように上がらない
親に言われた通りの大学を目指している、金銭的な理由で本当に行きたい大学を我慢しているなど志望校に行きたい理由がないとそもそも頑張る理由がないので上げる下げるの前にモチベーションがないといえます。
そういった人はモチベーションを作ることから始める必要があるので志望校を改めて探してみたり、親と相談しましょう。
なんとなく資格取得を目指している人も注意です。
「簿記があればいいと聞いた」「ITパスポートは転職に役立たない」など評判だけで判断しないようにしましょう。
簿記が必要な仕事に就く人には役立ちますが、そうでない人は無駄な資格になります。
なんのためにその資格を取るのか、なんのために志望校に行くのか、しっかり整理しておかないと絶対どこかでモチベーションがなくなってしまいます。
モチベーションを上げる方法
毎日のノルマを決める
日ごとにノルマを決めることは勉強をする上でオススメです。
毎日ノルマを設定しておき、それを達成することで自己肯定感を高めることもでき、モチベーションが上がります。
今日やることを決めてそれをやり切ったら遊ぶ、終わらなかったら遊ばない、そうすることでノルマを終わらせるために隙間時間を利用しようと考えたり、効率的に動けるようになっていきます。
「今日は見たいテレビが21時からあるのでそれまでに勉強をやってしまおう」
「日曜日はデートだから今週は他の6日は日曜の分も頑張ろう」
といった感じですね。
自制心がないなと思う人は毎月、毎週という長いノルマではなく毎日のノルマを決めるようにしましょう。
ノルマを先延ばした結果、達成できなくなりがちです。
こちらで紹介しているアプリで勉強の結果を記録しておくこともオススメです。
目標(ノルマ)を高く設定しすぎない
これは志望校を高くしすぎないということではなく、日々の目標を上げすぎないということです。
「毎日5時間勉強する!」
「毎日テキストを50ページ進める!」
というように普段の自分が続けていくのが困難な目標を立てるのはやめましょう。
目標が達成できなかった時に自己嫌悪に陥り、モチベーションが下がります。
かといって目標を下げすぎてもダメです。
現実的に自分が達成できる可能な限り高い目標を立てましょう。
この目標を立てるときの注意ですが、モチベーションが高い時の基準に合わせるのはやめましょう。
モチベーションが高い時に限って、計画や目標を立てがちですが、総じて失敗します。
やる気に満ち溢れている時に目標を設定する場合、少し緩めに設定しておきましょう。
目標を設定したらそれを継続的に達成していくことで習慣化させることができます。
早く習慣化させる
習慣化させることでやることが当たり前になり、やること自体に苦痛を感じなくなっていきます。
逆にやらないことが違和感になっていきます。
毎日決まった時間に起きる、歯磨きをするなど、当たり前にやっていると思います。
それが習慣になるということです。
習慣化させる時のコツですが、短いスパンで続けることです。
週3回4時間勉強するよりも、週6回2時間勉強するほうが習慣化させやすいということです。
毎日続けていけるような目標を設定しておきましょう。
勉強も習慣になればモチベーションにかかわらず、ある程度やることが当たり前になります。
理想の状態ですね。
自分にとっての息抜きを書き出す
受験生は息抜きが下手な人が多いです。
人間だれしも全力で走り続けることができないので息抜きが必要になります。
そこで自分にとってどんなことが息抜きになるのか書き出してみましょう。
- 歌う
- 本を読む
- ゲームをする
- 体を動かす
- 映画を見る
- おいしいものを食べる
- 寝る
いろんな息抜きがあると思います。
きつい時は無理せず休むようにしましょう。
息抜きができず、ストレスが溜まると精神だけでなく身体を壊すことにもなるので以下当てはまる項目がある人は要注意です。
【心のストレスサイン】
- 常に悲しい、憂うつな気持ちがある
- 不安、イライラ、緊張が消えない
- 無気力感が続きやる気が出ない
【体のストレスサイン】
- 食欲がない、食事がおいしく感じない
- 寝付きが悪い、頻繁に目が覚める
- 手や足の裏に汗をかく
【行動のストレスサイン】
- 消極的になった(暗くなった)
- 周囲との交流が面倒に感じるようになった
- お菓子やジュースの量が増えた
休むタイミングを決める
受験生はずっと勉強していないといけないと思い、休むこと=悪と考えるようになりがちです。
これは必要な休息さえとることができにくくなるので改めましょう。
とはいえ、家族や友達からのプレッシャーで遊んだり休んだりしにくい人もいるでしょう。
そういった人はあらかじめ休む時間(日)を決めることがオススメです。
すると休みやすくなりますし、先に楽しいことが控えているので勉強のモチベーションを上げることができます。
メリハリがつくということです。
メリハリがついていない人は気持ちが疲れやすくなるので要注意です。
お風呂で勉強、食事中も勉強、遊びに行くときにも勉強道具を持っていく、当てはまる人は気をつけましょう。
まとめ
モチベーションをコントロールする方法についてまとめていきました。
保護者の方や受験生の周りにいる人にも協力してできることはたくさんあります。
少なくともモチベーションを下げることに関与しないように気を付けてください。
受験生の方々はたまには自分をいたわることを忘れず、休んだらその分頑張ればいいだけです。
メリハリを上手につけられるようになりましょう。