スプラトゥーン3で新たにイカロールというアクションが追加されました。
敵の攻撃や突然のボムを避けるために有効なアクションです。
一瞬とはいえアーマーも付くので使いこなすことで生存の確率が上がります。
そこで、スプラトゥーン2までイカロールの役割を担うようなテクニックとして慣性キャンセルがありました。
イカロールができた今、慣性キャンセルは必要なのか、存在意義について見ていきたいと思います。
慣性キャンセルとは?
これはスプラトゥーン2までに使われたテクニックです。
通常、方向転換をしようとすると、慣性が働き、急に方向を変えることができません。
しかし、方向転換のタイミングで一瞬ヒト状態でサブウェポンを構えることでその慣性をキャンセルすることができます。


比べてみると切り返しが速いことがわかると思います。
この慣性キャンセルが使えることで、よりメリハリのある動きや、ボムを踏んでしまいそうなタイミングを無理やり切り返して避けることができていました。
正直、公式なテクニックという形ではなかったものの、上位にいるプレイヤーはみんな使えていました。
非公式ながら必須テクニックといったところです。
しかしながら、慣れないうちは意外と難しいテクニックです。
まして咄嗟に出るようになるためにはかなり時間がかかります。
そこで公式が、このテクニックが必須となるのはいかがなものかとして出したのがイカロール(だと思います。)
慣性キャンセルではなくイカロールと明言して全プレイヤーの格差を埋めようとしたのではないかと思います。
今回はその慣性キャンセルがイカロールの登場により不要になったのか考察していきます。
イカロールと慣性キャンセルの違い
どちらにも共通して言えることは咄嗟の切り返しに有効ということです。
その他、違いを見ていきます。
イカロール

・発生時に一瞬アーマーが付く
・浮き上がって移動するので敵インクの上も移動可
・連続で使用すると速度が落ちる
・一定速度出ていないと使えない
慣性キャンセル

・何回でも連続で使える
・速度の制限もない
このように使うことでメリットが大きいのはイカロールのように見えます。
では慣性キャンセルは不要になったのかというとそんなことはありません。
イカロールの「一定速度出ていないと使えない」という条件が特に重要な差別化点になっています。
慣性キャンセルにもまだまだ出番はありますのでどのような場面で使うのが有効か見ていきます。
イカロールの出番
・ボムを避ける時
・敵から距離を取りたい時
・敵インクに突っ込んででも距離を取りたい時
イカロールの出番は主に3つです。
ボムを避けることは慣性キャンセルでもできますが、一瞬アーマーが付くため、爆風のダメージを無効化することができます。
70以上のダメージを受けていた時、爆風で30ダメージ受けるとキルされてしまう場面であれば、慣性キャンセルで爆風の範囲外まで逃げることは難しいです。
イカロールのであれば一瞬のアーマーを使って爆風のダメージを無効化してくれます。
ボムを避ける目的であればイカロールの方が有効と言えます。
また、一瞬で距離を稼ぐことができるので、敵との距離を取りたい時にもオススメです。
ちなみにイカロールのアーマーは以下のように有志によって検証されています。
【イカロール・イカノボリ耐久値】
— なげやり@べるぐブログ・チャンネル (@Berg_Blog_Spl) October 5, 2022
1〜29 防ぐ
30〜119 防いでアーマーが割れる
120〜180 ダメージを軽減する
210〜220 防がない
キューバンボムのダメージが
220→180に変更されたのは、アーマーに強くなりすぎないために必要な修正だったんですね!#スプラ3 #スプラトゥーン3 #Splatoon3 pic.twitter.com/O9cNilmuLW
慣性キャンセルの出番
・速度が出ていなくても使えるので、すぐに使いたい時
・移動距離が自由なので短い距離を移動したい時
主にこの2点です。
速度が出ていなくても使えるため、対面時に非常に有効です。
上手く敵の弾を避けつつ、攻撃に転じることができます。
また、イカロールほど大きな距離を移動したくない時にも使えます。
個人的に1番役に立つなと思うのはアサリを集める時です。
アサリは3つ密集して発生しますが、直線に発生するわけではないので3つ拾うためには方向転換が必要になります。
その時にイカロールを使うとアサリを拾ってなお遠くまで移動してしまいます。
アサリを効率よく集める時は慣性キャンセルを多用しています。
結論、どっちも使えた方がいい
上記で説明したように慣性キャンセルもまだまだ使う意味があります。
そのため、どちらも使えた方がいいです。
とはいえ、イカロールが役割を担ってくれている部分も多いため、どうしてもできない人は無理に練習をしなくてもよいでしょう。
2に比べて、慣性キャンセル必須というほどではなくなりました。