今回はイカニンジャについて解説していきたいと思います。
実はこのギア、初心者帯ではめちゃくちゃ採用率が高く、上位帯ではほとんど採用されていません。
なぜ、ウデマエが上がると採用されなくなるのか、イカニンジャを付けているとなかなか上に行けないのか解説していきたいと思います。
イカニンジャの効果
・イカダッシュ時のしぶきが見えなくなる
・イカ速が落ちる
・イカ状態になった後0.5秒はしぶきが見える
といった形で付けることでメリットとデメリットの両方があるギアなので採用するにはしっかり性能を理解しておく必要があります。
ちなみにスプラトゥーン3において付けることでデメリットを受けるギアはイカニンジャとペナルティアップの2つのみとなっています。
当然デメリットよりメリットが大きいと感じるのであればつけるとよいでしょう。
まずはそれぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。
イカダッシュ時のしぶきが見えなくなる
イカニンジャを採用する理由です。
移動時のしぶきが見えなくなるので相手に近づきやすくなります。
特に相手に近づかなければ話にならない短射程ブキにとってはありがたい恩恵です。
注意して欲しいのがイカダッシュのしぶきは見えなくなりますが移動の軌跡はしっかり残るということです。
こんな感じでしっかり跡が残るので軌跡の先端で潜伏しているとバレるという訳です。
また、イカダッシュ時の音も消すことができません。
上手いプレイヤーになるほどヘッドホンやヘッドセットを使ってプレイしています。
ヘッドホンを付けると左右の音を聴き分けることができ、敵が近づいてくる場所も聴き分けることができます。
そのためイカニンジャを付けていてもばれることがあります。
当然、この辺りのスキルは上位帯のプレイヤーにならなければ身に付かないので初心者帯では音や跡でばれることはないでしょう。
逆に言うとイカニンジャを付けていても通用しないプレイヤーもいると理解しておかなければいけないということです。
またスニーキングというスティックをゆっくり倒すことでイカニンジャと同じような効果を得ることができるスキルもあるため、ピンポイントで必要な場合はイカニンジャがなくてもスキルで補うことができます。
イカ速度が落ちる
イカニンジャのギアを付けることでイカ速度が低下してしまいます。
ブキによって低下率は異なっており、重量ブキ、中量ブキ、軽量ブキでそれぞれ異なります。
元のイカ速に戻すために必要なギアパワーは
重量ブキ=GP6
中量ブキ=GP15
軽量ブキ=GP21
と元のイカ速度が速いブキグループほど必要なギアが多くなります。
短射程ブキは軽量ブキに分類されることが多いですが、機動力という強みをがっつり削ってしまうわけです。
元のイカ速に戻すためにGP21とイカニンジャでGP10と全GP57のうち31も使ってしまうわけですね。
あまりにギアパワーのデメリットが大きいとわかります。
イカ状態になって0.5秒はしぶきが見える
これはVer2.1.0で追加されたデメリットになります。
イカ状態になった直後はしぶきが見えるので対面時や逃げる時に使いにくくなりました。
対面時は一瞬でも敵の隙を作ることができれば勝つことができるぐらい刹那の勝負です。
そのためイカニンジャはその隙を作ることができるとても強いギアでした。
しかしアップデートでその隙を作ることができなくなったので対面時はほとんど効果がないと言えるギアになってしまいました。
この効果が追加されて上位帯では一気に採用率が下がったように思います。
実際、私も全くイカニンジャを付けなくなりました。
この0.5秒が1番欲しい効果だったと言っても過言ではないのでそこがなくなるとめちゃくちゃ弱いと言えます。
アップデート後はイカニンジャを活かすためにはこの0.5秒のデメリットと上手く付き合っていく必要が出てきました。
遮蔽物の裏でイカ状態になってしぶきを消したり、イカ状態になって0.5秒は動かずそこから動き始めるなど、扱いにくさがあります。
この辺りが理解できておらず今までのようにイカニンジャを使っているとはっきり言ってデメリットの方が大きいギアといえます。
なぜ初心者はイカニンジャをつけるのか?
1番は「対面力に自信がないから」でしょう。
また初心者はサウンドプレイや敵の位置を予測することができないので0.5秒のデメリットをものともせず突っ込んでいけます。
クリアリングも雑なためイカニンジャを活かしやすい環境といえます。
要するにイカニンジャに対応できないプレイヤーが多いのでイカニンジャが刺さるということです。
自分も対応できないので「イカニンジャ=強い」という認識になり、イカニンジャがイカニンジャを呼ぶ環境になります。
そんなわけで初心者帯ではイカニンジャが大流行しているわけです。
クラッシュブラスターやボールドマーカーが初心者帯にしかいない理由が同じようなものですね。
上位帯がイカニンジャを付けない理由
しかし、上位のプレイヤーになるとイカニンジャの対応が上手になります。
イカニンジャというより短射程の対策が上手といった方が正しいかもしれません。
味方とラインを上げたり、クリアリングが丁寧になるため、イカニンジャを付けていても付けていなくても接近するのが難しくなります。
そのため短射程は敵の視線を切ったり、ヘイトを集めたり、スペシャルで打開のきっかけを作るなど短射程対策の対策を覚えていかなければなりません。
「イカニンジャで突っ込んでキル」が通用しないので要らないという訳です。
それどころか、ゲームスピードが上がるため、イカ速が遅くなるというデメリットが大きくなります。
イカニンジャを付けるぐらいなら
・イカ速をつけて味方のフォローや敵から逃げやすくしたり
・スぺ増をつけてスペシャルで打開できるタイミングを増やしたり
・ゾンビをつけて対面の試行回数を増やしたり
こういった思考になっていきます。
上位帯で戦えるようになりたければイカニンジャは卒業しましょう。
イカニンジャが弱い理由
先ほど上位帯で通用しない理由をまとめましたので振り返ります。
・音や跡でばれる
・短射程の対策がばっちりなので突っ込んでキルが通用しない
・イカ速が落ちるデメリットが大きすぎる
実はこれだけじゃないんです。
環境的にもイカニンジャに逆風な理由があります。
エナジースタンドとの相性が悪い
今や環境スペシャルといわれているエナジースタンド。
当然味方にもよく来ます。
しかしエナジースタンドを飲んでいるとイカニンジャを付けていても位置がばれるので環境スペシャルと相性が最悪です。
エナジースタンドは強いのでイカニンジャのために飲まないようにするのは本当にもったいないです。
どう考えてもイカニンジャなしで動ける練習をした方が良いでしょう。
ポイセン・ラインマーカー・トラップ・トーピードでばれる
なぜか新ブキにこれらのサブが付いたものが増えています。
つまりセンサーを付けられる機会が増えているということです。
センサーがついては何もできないようではどのみち困ります。
位置がばれていても動けるようになるためにイカニンジャに頼らない立ち回りが大事ということです。
スプラトゥーン3のステージがそもそもイカニンジャを活かしづらい
縦長で一方通行なステージが多いため、イカニンジャがあっても活かしづらいです。
裏取りができたり、裏取りをした後、敵陣地に潜伏しやすければよかったのですが、正面でにらみ合うステージが多いです。
正面で見合っている時にイカニンジャで突っ込んでもどうせ先にキルされてしまいます。
まとめ
ということでイカニンジャは初心者帯では強いものの、上手くなるにつれて通用しなくなるギアという解説をしてきました。
裏を返せば上手くなりたければイカニンジャを外した方がいいということですね。
ただ、スプラローラーやカーボンローラーのような一部のブキはイカニンジャがあった方がいいと思います。
近づいてから一瞬でキルして離脱ができるのでアサシンのように使えます。
しかし、イカニンジャが辛い環境であることには変わりがなく、イカニンジャが生命線であるこれらのブキはかなり使いこなすのに難しいと言わざるとえません。
もし味方にイカニンジャがいたら動きやすいように塗ってあげると活躍しやすくなりますのでイカニンジャの事を良く知ってあげて欲しいなと思います。
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