今回紹介するのはMystic Gateです。
ローグライクでありながら、永続強化の要素があるので、何度も潜るたびに最深部を目指しやすくなります。
2人プレイもできるのでカップルや家族で楽しむゲームを探している人にもオススメのゲームです。
リリース日 | 2023年3月9日 |
対応ハード | Switch / Steam |
ジャンル | アクション |
プレイ人数 | 1~2人 |
価格 | 1000円 |
激しい弾幕を躱しながら、敵を倒していく派手なゲームです。
潜るたびに形を変え、ボスの順番さえ変わるローグライクゲームになっています。
評価
総評 | 7 |
ストーリー | 3 |
曲 | 5 |
システム | 8 |
キャラクター・世界観 | 6 |
ボリューム | 7 |
テンプレ素材で作られているので世界観やBGMなどはどこかで見たような作品になっています。
そのため、インディーズゲームということをしっかり理解したうえで、システムをメインに楽しんでもらいたいと思います。
ストーリーはあってないようなものなのでストーリーを求める人にはオススメできません。
良かった点
性能や見た目の異なる約80種類の武器
武器は銃がメインですが、その銃の中にも多く種類があります。
・ハンドガン
・ライフル
・マシンガン
・ショットガン
・バズーカ
・ミサイル
・ビーム
・グレネードランチャー
・クロスボウ
・近接(剣やこん棒など)
・特殊武器(火炎瓶やブーメランなど)
このように大きく分けて11種類の武器種があります。
その中でも火力や、連射速度、リロード時間、弾の見た目など性能が全て異なっています。
自分の好きな武器を見つけ、ダンジョンの最深部を目指すことができるのでローグライクらしい楽しみ方ができます。
武器はダンジョンの中で見つけたもののみ、装備することができ、2つまで持ち歩くことができます。
ダンジョン内のショップで武器や回復アイテム、スキルを買うことができます。
永続的な強化要素
ボスを倒したり、新しい武器や敵を見つけ図鑑を埋めたり、宝箱から手に入れたり、課題をクリアすることで手に入るジェムで永続的な強化をすることができます。
私は、この要素が大好きなのでとても嬉しかったです。
強化できる内容には大きく2種類あります。
・パッシブスキル
・アクティブスキル
の2種類です。
パッシブスキルはHPの強化や攻撃力の強化をはじめ、弾が壁を跳ね返るようになったり、穴に落ちるトラップを回避できるようになる特殊なものもあります。
最初は不便に感じた冒険もどんどん快適にしていけます。
アクティブスキルはXボタンを押すことで発動できるスキルです。
体力を回復するものや、相手の弾を消すものなどここぞという時に使うものになっています。
1つだけ最初から選択したものを持ち込めるのでまずは1種類お気に入りのものを強化していきましょう。
ダンジョン内で見つけたアクティブスキルはダンジョン内に限り使うことができます。
マルチプレイができる
ローグライクのゲームはシングルプレイに限られるものも多いのでマルチができるのはいいことです。
実際マルチができなければ私は買っていません。
ただ、難しいところでローグライクのゲームがマルチでできるようになると色々削る部分も出てきます。
要は細かいバランスの調整ができないということです。
ソロプレイオンリーだからこそできる絶妙なバランスのゲームではないので、あくまで数時間遊んで満足するインディーズゲームらしいゲームだと思ってもらいたいと思います。
気になった点
視点が近すぎる
弾幕を躱したり、遠くの敵を攻撃することがシューティングゲームの面白いところだと思います。
しかし、ご覧のようにステージの広さに対して、視点が近すぎるので敵がすぐ見切れます。
このようにマップが視点に収まらない場所が多いです。
どこから攻撃が飛んでくるかわかりませんし、こちらもどこに攻撃すればいいのかわかりません。
結局ある程度近づかなければいけないので、銃を使う良さが1つ死んでいます。
しかも射程が無限なので見えない敵に対しても「あっちのほうかな?」と打ち続ければいつか倒せています。
これ、本当にイマイチでした。
2人プレイがやりにくい
良いところでマルチができることを上げました。
確かにマルチができること自体はいいです。
しかし、プレイ感はかなり微妙です。
お互い見えない線で、離れて行動できる範囲が決まっています。
そのため、攻撃をかわそうとしたら移動制限で見えない壁にぶつかり、そのまま被弾することが多かったです。
これがマルチでの1番のストレスでした。
しかも画面端が制限であればわかりやすいのですが、本当に制限がよくわからない距離にあります。
マルチをする前提で購入する人はある程度覚悟してほしいです。
(とはいえ、1時間ぐらいやれば慣れて上手い距離でプレイできるようになります)
弾幕を華麗に躱すゲームではない
このゲームは弾幕を回避し華麗に立ち回ること売りの1つとしています。
しかし、断じて華麗に躱せるゲームではないので、弾幕ゲーとしてはかなり大味な調整になっていると思ってください。
その理由として
・ダッシュの距離が長すぎる
・画面から見切れた敵から攻撃を受ける
・後半、自分も敵も強いので画面がお互いの攻撃でめちゃくちゃになる
まず、ダッシュの距離ですが、1回のダッシュで画面の1/4ほど移動できるぐらい長いです。
要は繊細な回避はできないということです。
しかもクールタイムが長めなので、結構もたつきます。
そのため紙一重で躱すような華麗な回避よりもがっつり距離を取って逃げる方が安定します。
また、何度も上げるように視点が近く、敵がすぐ画面外に行きます。
これはボスも同様です。
特にボスは動き回るので結構画面外に行きます。
それで何が困るかというと、縄跳びのように回避の無敵時間を使って躱さなければいけない攻撃の予備動作が見えないことです。
攻撃速度がめちゃくちゃ速く見てからでは躱せない攻撃がいつ来るかわからないのです。
極力ボスを見失わないような立ち回りを心がける必要があります。
そのためある程度の被弾も覚悟しつつ、プレイヤースキルだけでなくキャラクターをしっかり強化して、クリアを目指すべきゲームです。
まとめ
金額相応のゲームと言えます。
気になる点もありますが、買って満足しています。
システム自体は面白いですし、ゲームがそこまで得意ではない妻とも楽しく遊べています。
大味なバランス調整が逆に初心者には遊びやすい要素になっています。
フロムのゲームや、デッドセルズ、ホロウナイトのようなストイックなゲームを求めている方には合わないと思いますが、1週間ぐらい遊ぶにはもってこいのゲームです。
自分に合ってそうだなと思った方はぜひプレイしてみてください!
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