今回紹介するのは鬼畜難易度のアクションゲームとして有名なカップヘッドです。
リリース日 | 2019年4月19日 |
対応ハード | Switch / PS4 /Xbox |
ジャンル | アクション |
プレイ人数 | 1~2人 |
価格 | 1980円(追加DLC:780円) |
初登場は2017年とかなり古いですが、2019年にリニューアルして登場となりました。
このゲームの魅力は何といっても鬼畜難易度アクションゲームというところでしょう。
その筋で有名なゲームであるため知っている人も多いと思います。
世界観は昔のアメリカのアニメを彷彿とさせるキャラクターたちばかりで独特な雰囲気があります。
ただ、難しいだけでなくなぜここまで人を引き付ける魅力があるのか紹介していきたいと思います。
評価
総評 | 10 |
ストーリー | 8 |
曲 | 9 |
システム | 10 |
キャラクター・世界観 | 10 |
ボリューム | 9 |
はっきり言って良ゲーを超えて神ゲーの域です。
とてもオススメのできる作品です。
鬼畜難易度の通りめちゃくちゃ難しかったですが、何とかクリアすることができました。
難しいだけでなく何度でもやりたくなるクセになる要素が盛りだくさんなので、実際にプレイした感想も踏まえてレビューしていきます。
普通のアクションゲームとの違いや、なぜここまで評価が高くついたのか、良かった点と気になった点に分けて紹介していきます。
良かった点
ストレスフリーなシステム
ステージに入った瞬間ボス戦、負けてもリトライで即再戦、これが本当にいいシステムだと思いました。
普通のアクションゲームはステージクリアがメイン、たまにボス戦があると思います。
しかしこのゲームはステージクリアはちょこっと、ほぼボス戦で構成されているのです。
ステージクリアを目指すモードはラン・ガンと呼ばれ6ステージしかありません。
対してボス戦は18ステージもあります。
つまりステージ対ボスが1対3で構成されているわけです。
普通なら逆ですよね笑
そんなわけで、ずっと骨のある戦いを楽しむことができるのです。
それぞれのボスがとても強力なため何度もリトライをすることになります。
そのリトライのテンポが良く、何度でもプレイしてしまいます。
多くのゲームはボス戦の前にセーブポイントがあり、そこから復活してボス部屋に行き、会話を聞いてスタート、となるものも多いです。
しかし、カップヘッドはボタン1つでボス戦からリトライされます。
難易度は高いながらシステム面が軽快なためストレスを感じさせません。
これが倒れるたびに長いGAME OVERの画面を見せられ、セーブポイントから戻ってボスのところまで行って再戦なんてものなら間違いなく流行っていませんでした。
難しいが理不尽ではないのがGood
このゲームをやっていてイライラしない1番の要因はこれだなと思いました。
敵の攻撃は強力で苛烈ですが、理不尽な攻撃は一切ないのです。
攻撃の前のアクション、パターンで次に何の行動をしてくるかわかります。
わからない場合はちゃんと見てから避けられるような攻撃しかしてきません。
そのため、理不尽に感じることはなく、避けられなければ必ず反省できます。
トライ&エラーで「このモーションは次にこの攻撃が来るからここにいて避ける、ここにいれば切り返しで攻撃ができる」などプレイヤーが成長していくことでボスを打ち負かしていくことができます。
何度も何度も挑んでパターンを覚え、ボスに勝っていくのです。
そのボスがとても多く、似たパターンのボスが1体としていません。
プレイヤー側で強いコンボを覚えればそれだけでどのボスも倒せるようなアクションゲームではなく、ボスの攻撃をしっかり避けて反撃しなければいけません。
そのため最後まで飽きることなく、練習し、遊べるゲームです。
カートゥーンアニメを彷彿とさせる世界観
この普通のゲームとは一線を画す世界観がとてもいいです。
しかもしっかりヌルヌル動きます。
どのボスも癖が強く、次にどんなボスが出てくるのか、それだけでもワクワクできます。
敵味方の大げさな行動や表情はまさにアメリカのアニメだなと思いました。
装備の試行錯誤が楽しい
カップヘッドには装備があり、ショット(銃)を2つ、お守りを1つ、必殺技を1つ装備することができます。
この組み合わせを考え、ボスごとに最適な組み合わせを探していきます。
「雑魚敵を処理するホーミング銃とダメージを稼ぎやすいチャージ銃にしよう」
「拡散銃で正面の弾幕を全部さばいて、上から下に攻撃できるバウンド銃で攻めよう」
などプレイヤーの数だけ組み合わせや戦い方が変わってきます。
ボスごとに最適解も違うため、いろんなショットに慣れることが攻略のコツです。
私のオススメはチェーサーとスプレッドです。
チェイサーは火力は低いですが、勝手に敵を狙ってくれるので避けることに専念できます。
スプレッドは射程が短く、当てにくい代わりに火力が出せます。
汎用性の高い組み合わせなので攻略に困ったら使ってみてください。
もちろん、ボスごとにこの装備も付け替えています。
気になった点
オンラインに対応していない
個人的には妻とやるだけだったので気になりませんでしたが、人によっては気になる要素になると思い上げさせてもらいました。
マルチプレイがオフラインのみなので、離れた場所の人とやりたい場合カップヘッドは一緒にプレイできません。
ラン・ガンがめんどくさい
マリオのように横スクロールでステージのクリアを目指すランガンと呼ばれるステージがありますが、ボス戦の楽しさに浸ってしまうとこれが結構めんどくさく感じます。
プレイしないこともできますが、ステージの中でコインを集めてクリアすることで新たな銃やお守りといったアイテムを買うことができます。
いろんなボスに対応するために銃の種類やお守りを揃え、付け替えることが重要なのでコインのためにやることになります。
個人的にはマイナス要素でした。
2022年6月にDLCが発売!
新たなプレイアブルキャラクター「チャリス」が使えるようになり、新ボス、新武器、新お守りが追加されます。
続編とは行きませんが、金額相応の追加ステージを楽しむことができます。
新たなボスも本編同様しっかり手ごたえのある粒ぞろいとなっており、カップヘッドを楽しんだプレイヤーには買う価値十分のDLCとなっています。
チャリスは他2人のキャラクターと違い、
・パリィダッシュ
・ダブルジャンプ
・ミカワシロール
の固有アクションができるようになっています。
今まで使っていたキャラクターと勝手が違い、最初は使いにくさを感じるかもしれませんが、使いこなせれば間違いなくチャリスの方が強いです。
そのため、私はチャリスを使いませんでした。
初心者救済のキャラクターと位置付けていたので、なんとか従来のキャラクターでクリアしたかったからです。
とはいえ、新ボスはチャリスのアクションがあればクリアしやすい攻撃も多いので無理に縛る必要もありません。
私はアクションが苦手な妻にチャリスを譲り、2人でプレイしましたが、それでお互い楽しむことができました。
ちゃんと従来のキャラクターでもクリアできるようにはなっているので、手ごたえを感じたい人は私と同じようにチャリスを縛るのも面白いと思います。
本編と比べるとボリュームは控えめですが、あくまで金額相応、追加要素と思ってプレイできれば満足のいく出来になっています。
まとめ
インディーズゲームの中では群を抜いて面白いゲームです。
全ての面で出来が良く、アクションが苦手でない限りはとてもオススメできます。
SEKIROやエルデンリングといった、高難易度のゲームが好きな人は楽しめると思います。
世界観がかわいらしいのでグロテスクな表現が苦手な人にもオススメです。
発売はかなり前ですが、最近になってグッズやDLCが出るなどゲームが再評価されているのを感じます。
かくいう私もカップヘッドが好きすぎてガチャガチャを見かけたときは思わず回してしまいました。
そんなグッズも欲しくなるぐらいキャラクターもかわいらしいゲームなのでぜひプレイしてみてください!
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